ガクです。

先週は平地で3重賞、障害重賞ではオジュウチョウサンが復帰初戦を勝利で飾りました。中山牝馬Sは三連単16万と上位人気が軒並み飛び高配当。フィリーズRは勝ち馬が同着、しかも11人気の穴馬が飛び込みこちらも三連単が15万・26万と高配当。どちらも荒れたレースとなりました。金鯱賞はダノンプレミアムが復活の勝利で、本番に向けて良いスタートを切りましたね。大阪杯は上位人気が混戦となりそうです。

予想の方は全く当たらず、会員様からは叱責もいただいております。今週は4重賞とボリュームたっぷりなので、的中で収められるように予想に励んでいきたいと思います。

先週の重賞回顧から初めていきたいと思います。

 

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<中山牝馬Sの回顧>

◎ノームコアは1人気7着。
1枠を引いたことも原因だったのだろう、終始内で競馬を進め4コーナーではかなり後ろに置かれてしまった。直線に入っても外に出すことは無く、直線で前が空くのをただ待ち、スペースが空いたタイミングで追い出した。時すでに遅しで参考外の一戦だろう。

結果的には○→▲→穴で決着。

【総括】
1000mは59.8秒のミドルペース。カワキタエンカがすんなりと逃げたことでペースは落ち着いた。隊列が3コーナーから4コーナーで一気に動き、内の先行馬を飲み込んだ。前々で立ち回った馬は軒並み着順を落とし、外から脚を伸ばした馬が上位を占めるレースとなった。勝ったフロンテアクイーンはもともとこのぐらいは走れる馬、鞍上のエスコートもあったが中枠から道中にしっかりと脚を溜められたのが良かった。ここからヴィクトリアMを目指すということだが、十分チャンスはあるだろう。ウラヌスチャームは久しぶりに1800mへの距離短縮のレース、ゲートで不利を受けほぼ最後方からのレースとなった。4コーナーに入る前に隊列がグッと前に動く形でポジションを押し上げ最後は上がり最速でまとめるも、勝ち馬には一歩及ばず。軽い馬場よりもタフな馬場への適性が存分に感じられるレースとなった。アッフィラートは勝ち馬を見る形で終始レースを進め、最後は勝ち馬のさらに外を回して差し迫ったのだから、ハンデが51kgだったことを割り引いても強い内容。自己条件に戻れば勝ち負け濃厚だろう。

展開自体は読み通りだった、。◎ノームコアの田辺騎手は、レースを見返すと3コーナー手前ですでにジリッと動き始めている、その後1テンポ早めで動きながら外に回す作戦だったのかもしれないが、全体の隊列が早々に動き始め、身動き取れなくなってしまった。結果的に惨敗となったが、騎乗内容自体は悪くなかった。外厩的に見ると藤原英厩舎はもちろん強いが、ジョイナスF&国枝厩舎の勝利もお見事。この外厩を多く利用している奥村武厩舎あたりの馬も情報があれば穴で注目して良さそう。

結果はほぼ縦目で決まり、三連複30,000円、三連単160,000円を取りこぼしてしまった。

 

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<フィリーズRの回顧>

◎アウィルアウェイは1人5気着。
ここまでのレースは何だったのか?というような先行策。ハナに立ちそうな勢いで飛び出して行き2番手に収まった。直線では逃げたアスタールビーを捕まえ切るのはもちろんのこと、外目の一列後ろにいたジュランビル・イベリスに叩き合いで競り落とされた。阪神JFを回避して春のクラシック路線に備えたにしては、腑に落ちないレースだった。どちらにしろメイチは桜花賞。ここから本番までにどう調整してくるかは見ものだろう。

結果的には消・▲→消で決着。

【総括】
600mは34.9秒のミドルペース。直線ギリギリまでは逃げたアスタールビーやアウィルアウェイが粘っていたが、残り200mあたりから前の足が止まりだし、内で脚を溜めて直線勝負にでたノーワンとプールヴィルが差し切った。対抗のメイショウケイメイはレースは理想の形で進められたが、直線で伸びがなかった。もしくは、もっと脚を溜める展開での直線勝負が良いのかもしれない。単穴のプールヴィルはここが一旦の頭打ちになりそう。今走も馬体を減らしデビュー戦並に体重を落としてしまった。本番までに体を戻せるかが鍵にはなるが、稽古を緩めての増加なら論外となるか。外厩に出してもリフレッシュしきれておらず、本質的には長期で休ませた方が良さそう。

外厩的には社台がとりあえずの勝利(同着)ということにはなるが、メンツ的に桜花賞では一枚落ちる。傾向的にも社台が上位に入るイメージのレースだが、来年あたりはノーザンの巻き返しがあるのではなかろうか。

 

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<金鯱賞の回顧>

◎アルアインは3人5気着。
コース取りも悪くなく、直線で弾けるかと思いきや減速。それでもそこからはしぶとく脚を伸ばしている。最終的に瞬発力勝負になった時点でこの馬の出番はない、大阪杯では騎手と陣営の作戦が鍵を握りそう。

結果的には△→△→○で決着。

【総括】
馬場の悪化も予想され、ここは立ち回り決着になると予想を組んだが結果は瞬発力勝負。レースを大きく総括するなら強い馬が強いレースをしたという一言に尽きる。ダノンプレミアムは信楽牧場での調整(みなさんご存知の中内田氏の実家)、長期休養であったが長めの乗り込みで調整をしてきた。ここがネックで重い印を打たなかったが、馬のポテンシャルが上回った事、弥生賞のようなペースが落ち着き最後の直線で一気のスピードUPという理想の形がハマったのだろう。大阪杯では近2年を見ても道中からペースが上がる持続力勝負になることが多く、このレースの結果だけを鵜呑みにはできなさそう。リスグラシューは海外前の一戦としては好内容だった、先行したダノンプレミアムと同じく上がり最速をマークしており、雨の影響でゆるくなった馬場もプラスに働いた。中京は初だったが、東京でのレースぶり同様に直線で鋭い伸びを見せた。どちらかといえば日本人より勝ちに行く競馬をする外人騎手がやはり合うのだろなというのが印象。エアウィンザーは負けて強しのレース、大阪杯では昨年から言っているように中心視したい。チャレンジCのような持続力勝負はもちろん、西宮Sのようにペースと位置どり次第では直線勝負でも十分に戦える。鞍上が誰になるのかが焦点か。

外厩的には社台&ノーザンがダノンプレミアムに蹴散らされる結果となった。本番となる大阪杯でどのような巻き返しがあるのか?楽しみな一戦となりそう。

 

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【総括】

何と言っても中山牝馬Sを取れなかったことが一番悔やまれる。冒頭にも書いたように、今週は4重賞。3月は海外含めてあと3週間あるので、しっかりと的中をしリズムを掴みたいところです。重賞では印が噛み合わなかったり、買い方一つで大きく回収もできるので、場合によってはBOX買いなども視野にいれて見たいと思います。ただし、予想も同じく当てにいこうとしても当たらないのが競馬なので、馬券の買い方もそれに合わせて変えてみるのもリズムを変える方法になるかなと、週初めでは思案しています。