ガクです。

マイラーズCは少頭数ですがメンバーは豪華。上位人気で決まりそうな気がしますし波乱という波乱は無さそうですね。

強い馬が強いレースで素晴らしいパフォーマンスを見せて欲しいところです。

反面、フローラSはかなり混戦。10回やっても10回結果は変わりそうな難解なレースで、その分荒れる可能性もあるということでしょうし、今の東京の馬場に合うような馬と今までの実績を含めて予想をしていきたいと思います。レースを見るのはマイラーズCが楽しみですが、馬券的にはフローラSが楽しみです。

それでは、最終予想をご覧ください。

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マイラーズC・G2 最終予想

充実の4歳世代からダノンプレミアム・インディチャンプ・パクスアメリカーナ。そこに昨年の春のマイル王モズアスコットと、好レースが期待されるレース。

ただし本番は次走。出来という点ではまだまだの陣営が多数でしょう。上位は強いですが少頭数の開幕週、オッズ通りの決着にならない可能性は僅かながらあるのではないでしょうか。

ということで、最終見解。

 

◎本命はダノンプレミアム

ここは少頭数のスローペース濃厚。開幕週の高速馬場となれば馬券を外すイメージは全く湧かない。ただし、スローペースからのヨーイドンになる事は想像ができるので、瞬発力の差で決め手のある馬に差される可能性はあるのではないか。それでも、馬券を外すイメージはもちろん、連を外すことは考えにくいだろう。

 

○対抗はインディチャンプ

逆転の可能性があるならこの馬の加速力。コンスタントに上がり33秒台をマークしており、今の京都の馬場なら上がり32秒台の瞬発力を見せればダノンプレミアムを逆転する可能性はあるのではないか。直線に入った段階で5馬身差までにいればゴール直前で差し切れる可能性はある。ただし、出来としては安田記念がメイチになるのは間違いなく、前哨戦でのノーザンFの仕上げを考えると強気に頭固定のみの馬券で狙えるほどではないか。

 

▲3番手はパクスアメリカーナ

一時この馬の本命を考えたが、京都の馬場を見る限り昨年並みの1.31秒台の決着になる可能性が高い。京都の舞台適性が高いのは間違いないが、持ち時計が明らかに足りない。前走の京都金杯もタフな馬場での勝利と考えると、割引は必要だろう。ただし、この馬からすると本番では舞台設定含め足りないのは陣営も理解しているはずで、ここに向けての作戦と調整で来ているはず。

馬主山紫水明は中内田厩舎と信頼関係が高いのは過去にも書いたが、パクスアメリカーナが使用しているグリーンウッドも本番で買うより前哨戦のG2・G3で結果を出してくる外厩。高速馬場適性は足りないが積極的に先行していき早めに仕掛けることができれば、昨年のモズアスコットぐらいはやれて良いのではないか。

 

☆はグァンチャーレ

上位3頭で決まる可能性の方が高いと思っているが、あまりに速い時計の決着になりパクスアメリカーナがついていけないとするならば、棚ぼたで3着に入る可能性があるのは状態が良いこの馬か。と言っても、積極的に買いたい要素は少ない。

 

モズアスコット

昨年のマイルCSで大きく崩れ、その後の香港マイルでも敗退。ここはデキという点では上位に足りないだろう。まともに走れば力が上位であることは間違いないが、朝の10時半の段階で2番人気で買えるほどの状態ではないはず。今走は相性の良い宇治田原優駿に預け入れて調整してきたが、実戦でどうなるかはやってみないとわからない。ルメール騎手や陣営も、勝ちを目指す競馬というより復調を目指したレースプランで挑んでくる可能性が高い。可能性として馬券に食い込む地力はあるがここは思いきって軽視して馬券を組む。

 

マイラーズC・最終印  自信度 B

◎6ダノンプレミアム
○3インディチャンプ
▲2パクスアメリカーナ
☆8グァンチャーレ
△4モズアスコット

参考買い目

◎⇄○   馬単2点
◎○▲ 三連複1点
○→◎→▲ 三連単1点(ボーナス)

買うのは上位印3頭だけで勝負します。メインは馬単と三連複1点。三連単をいろいろと組んでみましたが、三連複一点で買う方が安定した回収率になりそうです。点数を下手に増やすぐらいなら三連複1点の方が効率が良いのでこの券種を選びました。

福永騎手の絶妙な仕掛けに期待したいところです。頭で来たら回収率も見込めそうです。

 

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フローラS・G2 最終予想

非常に難解な一戦ですが、東京の舞台替りが大きくプラスになりそうな馬を本命にして狙っていきます。東京の高速馬場と速い時計に対応できる馬、あとは追い込み一手は厳しく、ある程度の位置から差して来れる馬が上位台頭してくるのではないでしょうか。

ということで、最終見解。

 

◎本命はシャドウディーヴァ

ノーザンF系の外厩を使いながら調整しているこの馬を狙う。前走のフラワーCはコントラチェックが作るスローペースの中、唯一後方から追い上げ4着。開幕週の東京の馬場は、上がり33秒台を使えるかがポイントになるが、東京での過去4戦で安定してその末脚で好成績を収めている本馬。ノーブルスコアが桜花賞で大きく負け放牧。オークスに明確な乗鞍がない岩田騎手はここで結果にこだわるレースをしてくる可能性は高い。追い切り内容も好内容で状態も上がってきていると見て良さそう。

 

○対抗はフォークテイル

ノーザンF天栄帰りの仕切り直しの一戦のこの馬を対抗に。前走の若竹賞はヒシイグアスのペースに合わせて差し届かずの敗戦。そのヒシグアスはスプリングSで0.3秒差の5着。その相手とあれだけ戦えれば牝馬戦なら力は上位と考えて良さそう。新馬戦での東京でのレースを見る限り、時計が速くなっても対応できそう。田辺騎手もこの人気なら気楽に乗ってこれるだろうし、土曜だけ乗れれば馬券に食い込む騎乗を見せても良いだろう。

 

▲3番手はパッシングスルー

こちらもノーザンF天栄組。前走のシンザン記念は休み明けで4着。特別に高いメンバーレベルでは無いにしろ牡馬相手にあれだけやれるのであれば、牝馬限定戦の混戦メンバーなら力は上位なのでは無いか。新馬戦で速い上がりもマークしており、負かした相手がNZLTのワイドファラオ。逃げる馬をあっさりと捉えた末脚があれば今の東京で激変しても良いだろう。クラブの意向での石橋騎手への鞍上変更だろうし、期待値があると見て良い。

 

☆はエアジーン

不調のM.デムーロ騎手は心配の種だが、2戦目で負けたエトワールに前走の距離延長戦で僅差ながらも勝利。成長力を加味すれば舞台替りでの変わり身の可能性はありそう。

 

☆はフェアリーポルカ

君子蘭賞で推奨した馬だが、次走フローラSでは「輸送がネックもテンションと状態次第ではチャンスあり」とメモしており、東京の大外枠はマイナスも、このレースに関しては大きな問題はなさそう。それよりも若駒Sではヴェロックスと素質馬サトノウィザードに次ぐ3着。牝馬相手ならあっさりと外目から差し切ってもおかしくは無い。前走はノーザンFしがらきで在厩調整の今走だが、出来自体は悪くなさそうで、輸送さえ乗り越えれば上位台頭する力は十分だろう。

 

穴はペレ

東京でのパフォーマンスが素晴らしいこの馬。新馬戦ではダノンキングリー(皐月賞3着)と0.3秒差の3着。2戦目の未勝利も前有利の中外から差し切る高パフォーマンス。前走の中山では逃げるウィクトーリアを捕まえれなかったが、舞台が東京に変われば着順は変わる可能性は十分ある。

 

フローラS・最終印  自信度 C

◎2シャドウディーヴァ
○13フォークテイル
▲8パッシングスルー
☆12エアジーン
☆18フェアリーポルカ
穴5ペレ
△1.3.4.7.10

参考買い目

◎→○▲☆穴   馬連・ワイド各5点
◎→○▲→○▲☆穴 三連複7点

三連系を組もうとすると点数がどんどん広がってしまうので、印上位の部分を少しだけ買います。

メインは馬連・ワイドです。前に行くウィクトーリア・ジョディーは今回軽視しました。土曜の傾向を見ると前に行けること自体が強みに変わることはなく、その後ろにいる差し馬に展開が向くのでは無いかと予想しています。

うまくハマれば大回収ですし、岩田騎手には気迫のある騎乗を見せてもらいたいですね。