ガクです。

平成が終わり令和が始まりました、新しい気持ちで競馬に臨んでいきたいと思います。天皇賞・春は個人的に大きく勝負に出ましたが思い描いていた展開にはならならず敗戦、もっと縦長になって欲しかったですね。

しかし、レースを振り返ると菊花賞のような極端な瞬発力勝負でもなかったですし。平成最後にディープインパクト産駒が古馬・ステイヤー戦をワンツー決着というのはある意味一つの時代を象徴していたのかなと思いました。

ファンの方ならご存知のように、古馬G1の2400m〜の中長距離戦の4歳以上のレースでは過去にディープ産駒の勝利はなく、2013年の天皇賞・春のトーセンラー・2着が今までの最高着でした。今年は2000mと距離は短くなりますがアルアインがディープ産駒古馬でG1制覇。それに続いてフィエールマンが天皇賞・春を制覇したことで、まだまだディープ産駒は存在感をアピールしそうですね。

それでは、先週の重賞回顧です。

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<青葉賞の回顧>

◎ウーリリは2人気12着。
ランフォザローゼスを見る形で楽に5番手を追走していたが、直線で伸びが全くなく敗戦。3戦目の若さがあるのか判断は難しいが、このレースだけ見ると距離への不安があるのかもしれない。

結果的には→△→☆→○で決着。

【総括】
1000mは59.9秒のミドル。逃げたリオンリオンや隊列の縦長を考えると後続はスローペースで、ほぼ行った行ったの決着となった。淡々と逃げたリオンリオンは横ノリ騎手の好騎乗での結果、本番ではさすがに荷が重い。ランフォザローゼスは直線でふらつき伸びあぐねたが地力はある。

ピースワンパラディは内を突く騎乗で差し迫ったが前が止まらない展開ではあこまでが限界、最初のコーナーまでになかなか譲らない騎乗を見せた戸崎騎手の気迫も良く折り合いもついていた。距離延長もこなし今後が楽しみな一頭。

大外枠のキタサンバルカン・サトノラディウスは秋に向けて成長力に期待をしてみたい。

 

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<天皇賞・春の回顧>

◎メイショウテッコンは5人11気着。
出脚良く3番手追走、道中はある程度楽にレースを勧められたがレース中盤でカフジプリンセスに突かれた事も影響したか、直線では余力なく伸び切れなかった。

結果的には○→△→穴で決着。

【総括】
前半1000mが59.8秒とペースが流れ、その後の1000mでペースが緩んだ。3コーナーの下りからのロンスパ戦となり、ポテンシャルと加速力が上位の馬で決着。フィーエールマンは非常にレースが上手い、菊花賞では極端な瞬発力勝負だったが、今回は持久力も求められる展開だった。スピード性能もありルメール騎手の騎乗も上手かったが、それにスムーズに応えた馬を素直に評価すべきだろう。

グローリーヴェイズは負けてしまったが、フィエールマンの外を回した分脚を使わされたか。戸崎騎手もいいタイミングで仕掛けたとは思うが、ルメール騎手の後ろからになるとあの競馬が精一杯。序盤で位置を取れていれば結果は変わっていたかもしれない。

パフォーマプロミスは離されての3着、G1で勝つには足りないが今後も重賞では活躍が見れそう。レース後に骨折していたようなので、休養して復活に期待したい。

フィエールマンとは対照的だったのはユーキャンスマイル。直線の伸びを見ると距離は長いのかもしれない、スローからの極端な瞬発力勝負なら対応は可能だが、今回のような持久力も求められる競馬になると、鞍上込みで足りない。

エタリオウは極端に後方に下げすぎ、捲くって脚を使ってしまった分最後は伸びなかった。長距離戦が本質的にあっていないのかも。むしろ魅力である直線の瞬発力を殺すような道中での脚の使い方を考えると、4着まできた事自体は評価すべき。一息入れて秋からのレースに備えて欲しいところ。

 

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<新潟大賞典の回顧>

◎ロシュフォールは1人3気着。
スタートでの出遅れが致命的だったか。上がり最速はマークしているし、ルメール騎手も前走から手応えは感じている、ここからの成長力に期待。

結果的には×→×→◎で決着。

【総括】
1000mは60.8秒のスロー。上がり1~3位の馬が上位を独占し、最後は直線での追い比べとなった。特に目を見張ったのはミッキースワロー、ハンデもなんのその直線で内に進路をとると素晴らしい加速力で猛追。負けて強しの競馬で、復活の兆しを見せた。

メールドグラースはD.レーン騎手が上手いのもそうだが、想像以上に馬の成長力が高かった。久しぶりの多頭数でも競馬をこなせたのは大きい。

ルックトゥワイスは32秒台の決め手勝負だと多少厳しかったか、それでももう少し直線がスムーズなら結果は変わっていたかも。純粋な力負けではない。

 

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【総括】

明日の推奨馬回顧に4月分の回収率などをまとめて記載いたします。