ガクです。

本日も好天、昨日はレコードが出る東京の芝ですが、今日のG1も高速馬場への対応が鍵になりそうです。

それでは最終予想をごらんください。

======================

ヴィクトリアマイル・G1 最終予想

牝馬限定の古馬G1を見返すと、クラシックや牡馬混合のレースとは大きく違う点があります。それはきっちりとステップレースを使ってきた馬が上位に入線していると言う事。

近年傾向のヴィクトリアマイルは阪神牝馬S組が圧倒的に好成績ですが、ヴィックトリアマイルや秋のエリ女を見返してみても、ステップレースを挟まずにヴィクトリアマイルやエリ女で上位入線したノーザンF系の馬は、ミッキークイーンぐらいかと感じます。昨年のリスグラシューでも、阪神牝馬Sを一つ使っていますしね。

どうしても牝馬のG1で考えるとアーモンドアイのように直接本番という臨戦過程でも良いと考えてしまいますが、あの馬は明らかに能力が違う。今年のヴィクトリアマイルに関しては、メンバーレベルが混戦で力も拮抗していると思いますし。しっかりとステップレースを使い準備をしてきた馬を狙うのが良さそうです。いずれはその考えも変えていく時代が来ると思いますが。

あとは昨日の京王杯SCのレコード決着を考えると、とにかくこの高速馬場への対応が鍵となるでしょう。大荒れになるのなら極端な追い込み馬同士の決着のような気もしますが、現状の馬場であればスピードのある先行勢も要注意です。

先週のNHKマイルCは1〜6着までをノーザンFが独占。G1は5連勝です。荒れるレースではありますが、この流れでノーザンFに逆らうのは難しいのではないでしょうか。

ということで、最終見解。

 

◎本命はレッドオルガ

今年の阪神牝馬Sは前残りの低レベル。回顧で書いていたこの馬の巻き返しに期待。高速馬場への適性はもちろん持ち時計も十分。前走は位置取り悪く展開も向かずに敗戦したが、東京新聞杯ではインディチャンプの0.1秒差。東京芝はもっともパフォーマンスを発揮できるコースだし、ここは能力全開だろう。元々は先行できるぐらいの脚力はあったので、昨日のリナーテのようにある程度の位置を北村友一騎手が取りに行けば馬券内は濃厚、4コーナーで7.8番手くらいに入れれば差し届くはず。中間はノーザンFしがらきに出しており調整も万端。

 

○対抗はラッキーライラック 

こちらも前走が不完全燃焼の阪神牝馬S組。前走後はレッドオルガ同様に馬体調整でノーザンFしがらきへ。前走で失敗したが、石橋脩騎手との手は合っており、人馬ともに今度こそと息巻いているだろう。今走は明確に逃げる馬がいるので極端に先行を主張することもないだろうし、そうなれば脚は溜まる。スピードもありマイル適性も高く、1人気を背負う石橋騎手なら早めに仕掛けて勝ちにこだわるはず。能力全開なら力は上位。

 

▲3番手はアエロリット

海外帰りのデメリットは確かに大きい。輸送距離が長いアメリカの往復は流石に馬も堪えているとは思うが、舞台巧者で展開を考えればあっさりと復活の勝利をあげる可能性はあってもおかしくはない。展開的に逃げるか控えるのか?といった部分が全く読めないが、案外横ノリ騎手とのコンビで逃げたのは1度だけ。番手でも競馬はできるので問題はないか。鞍上含め一発はあるので思い切ってこの評価まで。海外帰りでなければ1人気になっていたはず。

 

☆はノームコア

ルメール騎手の代役としては最適なレーン騎手。ここまでの活躍を考えればあっさりとG1勝ちを収める可能性まであっていい。ノーザンF天栄帰りで安定して走っており、道中のポジションを考えても絶好位に収まる可能性は高い。マイルへの不安は多少あるが、ノーザンFがこの舞台で勝たせたいのは案外とハービンジャー産駒のこの馬かもしれない。

 

穴フロンテアクイーン

過去のこのレースはノーザンF以外の馬が活躍することが多く、牝馬重賞戦線では堅実なこの馬を上位評価。大外枠とマイルへの対応の難しさはあるが、昨年の府中牝馬Sではディアドラ・リスグラシューに次ぐ3着。速い時計自体には対応はできるし、前走から手綱をとった三浦騎手なら無策で追い込むだけという事はなさそう。ゲートさえ決まればある程度の位置は取れるはずで、一発の可能性はあるだろう。

 

注プリモシーン

マイルへの適性と枠順から本命まで考えたが、ここの所のレースでは、スパッと切れるというよりもしぶとく脚を伸ばすイメージが強い。福永騎手がどんなプランで騎乗するかはわからないが、出たなりで中団後方で待機する形になると、他の馬に外から被せられて動きたいタイミングで動けず力出し切れずのレースになるか。レーススムーズなら力は上位のためここまでの評価へ。

 

 

<最終印>  自信度 C

◎2レッドオルガ
○6ラッキーライラック
▲11アエロリット
☆4ノームコア
穴18フロンテアクイーン
注9プリモシーン
△1.3.7.8.14.15

※△連下はどの馬が来てもおかしくはないので手広く抑えます。

参考買い目

◎→○   馬連・ワイド各1点

買い方をかなり迷いましたが、私はシンプルにこの2点で勝負します。個人的には三連複の2頭軸も資金次第で購入予定です。荒れる傾向も大いにあるレースですし、アレンジして馬券を組むのも良いかと思います。

点数を絞りきったので自信度は下がりますが、ワイド1点勝負で回収率が600%を超えるなら、下手に三連系を買うよりも効率的だと判断します。金額は調整しましたが馬連はしっかりと買っておきます。