ガクです。

7月最初の重賞ですが、両会場ともに馬場は悪くなりそうですね。中京はもしかしたら稍重あたりまで回復の可能性はありますが、どちらにしろ中京ダートは内枠・内を通って脚を溜めた馬にバイアスが出ているので逆らわず予想に入りたいと思います。

福島はタフ馬場が濃厚、先週のように外を通った差し馬が上位に台頭する馬場になるのではないでしょうか。

それでは最終予想をご覧ください。

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プロキオンS・G3 最終予想

朝方に雨が降ったことで、重馬場スタート。

土曜の傾向を見ると典型的な逃げ先行が優勢の馬場となっており。時計ももちろん速くなっていた。今年は昨年覇者のマテラスカイにはうってつけの馬場といった状況となりそうです。

昨年3着だったウインムートが斤量がプラス2kg。500kgを越す馬ですし、昨年の天保山Sでも勝っているので問題はないとは思いますが、果たしてどのような結果になるのでしょうか。

過去の実績を考えればキングズガードの斤量56kgはプラス材料ですし、ミルコがやる気になってくれればここで復活する可能性もあるでしょう。

強力な逃げ馬と追込み馬。このどちらを上位に考えるかで予想が決まってきそうです。

ということで、最終見解。

 

◎本命はサクセスエナジー

昨年4着の実績馬が斤量マイナス2kg。今の中京の馬場の内枠は大歓迎で、昨日の松山騎手のレースを見ると内にこだわったレースも多かった。高知の黒船賞では現在上り調子のヤマニンアンプリメを撃破、高知得意のキングズガードの追撃も押さえ込んだ。さきたま杯ではウインムートに負けはしたが、今走はハンデが逆転。その着順は枠順の恩恵で変わる可能性はあって良いだろう。そこまで人気馬が集まるタイプの騎手ではないが、リーティングの上位に名前を連ねる松山騎手。今年2勝目の重賞制覇の可能性はここかもしれない。

 

○対抗はマテラスカイ

海外帰りの一戦ではあるが、昨年も問題なく結果を出している。鞍上には手の合う武豊騎手で、崩れていない中京の舞台であればあっさりと他馬を寄せ付けることなく勝ちきる可能性は高いか。

 

▲3番手はキングズガード

大外枠がは歓迎ではないが、宇治田原帰りの臨戦態勢は昨年同様。昨年は不良馬場で追い出した時には時すでに遅し、今年は重馬場or稍重となりそうなのと斤量減のミルコ。内有利の馬場というのだけはネックだが、条件は好転するはずで、ここまで舐められる人気ではないだろう。展開と通る馬場・仕掛け一つで上位に食い込むチャンスはある。

 

☆はウインムート

斤量だけでこんなに人気を落とすならお得だろう。左回りで崩れたのは1度だけ、それも差し馬に向く展開で負けて強しの内容だった。暖かくなって調子を上げてくるタイプだし、ハナにはこだわらないタイプ。実質的に鞍上強化であるしここは買いだろう。

 

穴はミッキーワイルド

安田厩舎のカナロア産駒。しがらき帰りで鞍上北村友騎手と、いかにも走ってくださいといった感じ。近走のレース内容から明らかに充実期というのはわかるが、さすがに重賞初挑戦で他の実績馬よりはるかに売れているこの馬を積極的には狙いにくい。

 

注はアルクトス

復調気配の田辺騎手を背に、山口氏の馬で重賞挑戦。本質的にはマイル向きだと思うので1400mで力を出し切れるかが鍵となるが、この馬にとって相性の良いブルーS帰りで馬体調整して臨む一戦。前走はドリームキラリがぐんぐん飛ばしたので最後はチョイ差しで勝ったが、今回も同様に先行し前を射程圏内に入れながら道中を進めれば馬券に食い込んでくるチャンスはあるのではないか。

 

 

<最終印>  自信度 C

◎1サクセスエナジー
○9マテラスカイ
▲14キングズガード
☆8ウインムート
穴12ミッキーワイルド
注10アルクトス
△2.3.4.5

 

参考買い目

◎→○→印   三連複9点
◎→▲☆→印  三連複13点

マテラスカイは時折急に走らない時もあるので、そちらの馬券を本線にしながら飛んだ時の馬券も少し手広く押さえておきたいと思います。松山騎手にはマテラスカイをびっしりマークして内でロスなく立ち回って欲しいところです。

 

 

 

七夕賞・G3 最終予想

ノーザン系外厩から4頭の出走。それ以外にもノーザンF生産馬が2頭。しかしながらこのレースの過去を振り返るとノーザン系で上位を埋め尽くすということはなく、それ以外の非社台の馬の活躍もかなり目立つ。

理由としてはやはり夏競馬ということと、ここでの勝利にそこまで執着していないという点と、ノーザンFの中でもトップレベル以下の馬が出走するレースという事も考えられる。

近年で言えばゼーヴィントが実績上位の天栄帰りで勝利はしたが、それより過去には目立った馬はいない。ノーザン系外厩をそこまで強く意識するレースではない可能性は大いにあるだろうし、馬場の悪化も懸念材料で、この馬場と福島コースで最大限にパフォーマンスを発揮できそうな馬を本命にして勝負をしたい。

ということで、最終見解。

 

◎本命はクレッシェンドラヴ

昨年からテンコーTCに外厩を変更してから崩れがなく、小回りコースでこそ力を出し切れるタイプ。重賞は初挑戦になるがステゴ産駒らしくここにきて本格化。長く良い脚を使うタイプで、あれた福島の馬場なら外を回してまくり差しの展開に持ち込める。今年の初戦では中山牝馬S2着のウラヌスチャームと0.2秒差の競馬をしており、昇級戦でも馬場と枠を味方につけて上位に進出の可能性は十分だろう。前走は展開に恵まれた部分も確かにあったが、消耗戦になりやすいこの七夕賞ならばこの馬の持ち味が最大限に生きるのではないか。

 

○対抗はウインテンダネス

近走は2000mよりも長い距離を使われているが、もともとは2000mで勝ち上がってきた馬。久しぶりの距離短縮にはなるが休養明けの目黒記念を一つ使った効果は十分で、上積みも感じられる。前走はレコード決着で対応できなかったが、今回は馬場が渋って時計がかかる馬場。タイプ的に今日のような馬場の方が合うので、久しぶりの激走があっても驚けないだろう。

 

▲3番手はロシュフォール

まともに力を出し切ればこの馬が強いのは間違いないが、ここのところのキムテツは正直あまり成績が芳しくない。それに加えて荒れた馬場での内枠と、小回り向きではなさそうなのが1人気でも売り切れない理由だろう。力はあるのであっさり通用の可能性もあるが、ここは3番手評価まで。展開ひとつで内で揉まれた力出し切れず野可能性はある。

 

☆はミッキースワロー

前走は極端にペースが遅く負けるべくして負けた一戦。実績からも力上位なのは間違いなく、本命を差し馬にする以上、連れて上がってくる可能性が高く実績上位のこの馬は上位評価。柔らかい馬場と小回りに関しては得意ではないが、10倍台に近いオッズで狙えるならここは買い時ではないか。

 

穴はクリノヤマトノオー

度々狙っている馬だが、久しぶりにリフレッシュ放牧で馬体調整。本来は1ターン向きの馬ではあるが過去にはコーナー4回のコースで勝った馬。大外枠を引いた以上、ここのところのどん詰まり・直線むりやり狭いところを通るなど無理はしなくて良いはず。そとそとをスタミナ気にする事なく脚を伸ばしてこれば、ここでガラリ一変があっても良いのではないか。

 

 

<最終印>  自信度 C

◎15クレッシェントラヴ
○13ウインテンダネス
▲3ロシュフォール
☆12ミッキースワロー
穴16クリノヤマトノオー
△1.2.4.5.7.9.14

 

参考買い目

◎→○▲☆→印   三連複21点

内田騎手には大味な競馬でガシガシとまくり差しを打ってでて欲しいです。前が残る展開になれば予想は崩れますので、その時はブラックスピネルあたりが外から楽に追走できる分前で残している可能性もあるかもですね。

できれば馬場はどんどん荒れてもらった差しが決まる馬場になって欲しいところ、一雨降ったら最高ですね。