ガクです。

新潟の千直名物重賞に、札幌の開幕週の牝馬限定戦の重賞。

アイビスSDに関しては、ここまでのパフォーマンスを考えるとライオンボスがあっさりと勝利を掴みそうですし、相手探しの一戦となりそうですね。

クイーンSは滞在効果を狙ったミッキーチャームが人気を集めています。前走のVMでは逃げたアエロリットを追いかける形で追走しましたがさすがに時計が早すぎたことと、長距離輸送が堪えたようです。

先週からの滞在で力を出し切れるのかどうかが鍵となりそうですね。それ以外の人気馬は混戦模様。馬場傾向も踏まえて結論を出していきましょう。

それでは最終予想をご覧ください。

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クイーンS・G3 最終予想

土曜の札幌は1レース目からレコードの出る高速馬場。函館と同じ洋芝ではありますが、馬場の形や芝の状態で大きき違っています。土曜の傾向を見ると、すんなりと逃げたり先行して上位に食い込むというよりも、中団前目からコーナーでスピードに乗って差し切るということがよくみられました。

土曜のメインのTVh賞ではルメール騎手騎乗の人気馬ブレステイキングがゲートから勢いをつけて出していき、僅差ではありますが最後は差し馬の決め手に屈しました。

過去のレースで逃げ切ったのは2017のアエロリット。そのレースでもかなり好時計がマークされていましたし、時計勝負にも対応できる馬が良さそうです。また、あまりにも後方で待機すると届かないので、差し馬を狙うにしてもまくりを打てる騎手が理想です。

ということで、最終見解。

 

◎本命はフロンテアクイーン

昨年2着の実績馬で中山牝馬Sでも重い印を打ったこの馬を再度狙う。G3程度の牝馬重賞に参戦してくる馬は、そこまで実力差があるわけではなく、今走も成績として物足りない馬が上位人気を形成。前走は明らかに適性外の1ターンのコースと超高速馬場で参考外。昨年に近いローテでの参戦だが、今年は輸送を危惧して直接札幌入り。輸送がない点はやはりプラスだろうし、コーナー4回のコースは最も得意。内枠を引き中団やや前目の位置を取りレースを進めることになりそうで、脚もしっかりと溜まるだろう。重賞を再度制覇する可能性はあるはず。

 

○対抗はミッキーチャーム

調教師が札幌まで来て稽古をつける力の入れよう。昨年は函館からの輸送で札幌の条件戦を勝っており、滞在効果を狙った今走は力出し切れば普通に勝ち負けになるはず。昨年の2勝Cでの勝ち時計も優秀で、今走は極端にハナから飛ばす馬もいない。2番手で楽に競馬を進められるのは間違いなく、折り合いがついて力を出し切れば馬券を外すイメージはわかない。

 

▲3番手はウラヌスチャーム

中山牝馬で上位評価した馬で本命まで考えたが、さすがに今回は枠が悪い。しかしながら函館リーディングを取り、中長距離での仕掛けにセンスの光る藤岡祐騎手が騎乗なら、ペースを見て仕掛けてくることは間違いなく、後方でただ待機して脚を持て余すようなことはないだろう。決め手はここでも上位なので、昨日のTVH賞のような展開になれば出番はある。

 

☆はサトノガーネット

昇級戦ではあるが、前走が前有利の中堅実に後方から脚を伸ばし差し切り勝ち。力がないとできない勝ち方なのは間違いなく、牝馬重賞レベルならいきなり通用してもおかしくはない。小柄な馬なので馬体重には注意が必要だが、馬体減りがそこまでなければ鞍上含めて上位に食い込んでくる可能性は高いだろう。

 

穴はカリビアンゴールド

自己条件を勝ち切れていないのは間違いないが、函館・札幌問わず典型的な洋芝巧者。柴山騎手がどのような競馬を選択するかにもよるが、展開がハマれば3着争いには加わってもいい。

 

注はダノングレース

前走が低レベルの福島牝馬で3着という内容であまり人気はないが、小回りコースで崩れることなく走れており、コーナーを使って加速できるタイプ。どの位置取りになるかは騎手次第なところはあるが、上位に差し馬が台頭してくる今の馬場傾向を考えればこの馬も侮れない。

 

<最終印>  自信度 C

◎3フロンテアクイーン
○13ミッキーチャーム
▲12ウラヌスチャーム
☆1サトノガーネット
穴14カリビアンゴールド
注4ダノングレース
△6.7

 

参考買い目

◎→○▲☆穴注  馬連5点
◎→○▲→印  三連複11点

あとはワイドも案外とついているので、そちらも買おうとは思います。

 

 

 

アイビスSD・G3 最終予想

ここは上記にも書いたように、ライオンボスの相手探しとなるでしょう。ただし、その相手がなかなか難しいところ。

昨年活躍したラブカンプー・ダイメイプリンセス。千直で安定した成績のカッパツハッチなど軒並み内枠に配置となりました。土曜は戸崎騎手の馬が馬場のど真ん中を上がり最速で勝利するなどありましたが、基本的には外枠有利。それを考えると自ずから狙いたい馬は決まってきますね。

これが重賞でなくて条件戦であれば、魔がいなく外枠の馬がもっと人気していたでしょうし、7〜8枠の馬が10倍台後半から100倍台なら、そちらの穴馬の激走に期待したいところです。

ということで、最終見解。

 

◎本命はライオンボス

前走の韋駄天Sの回顧でも書いていたが、今年はこの馬で決まるだろう。ここまでのレース内容と時計を考えれば少なくとも馬券を外す可能性は極めて低い。

 

○対抗はアルマエルナト

今年は毎レース毎に放牧を挟み馬体の調整にぬかり無し。前走の回顧で「次走も千直なら狙ってみたい」と書いており、もともとかかり気味に走る本馬にとっては千直の条件は案外合いそうだ。前走後はここを目標にじっくりと調整してきたと陣営も公言しているように状態は良好。絶好の8枠を引いたにも関わらず10倍台後半のオッズなら、この馬の激走に期待をしたい。

 

▲3番手はレジーナフォルテ

2走前の千直では3枠から敗れたが、上位を占めたのはこぞって外枠の馬。内枠から積極的に仕掛けてしまえば垂れることも仕方なし。前走のバーデンバーデンCでは緩い馬場で力を出し切れずの敗戦。隣にライオンボスがいるので、純粋にその馬に喰らいついていけば同じく馬券に食い込むチャンスがあっても良いだろう。

 

☆はミキノドラマー

持ち時計で言えばこの馬も侮れない。千直ならやはり印を回しておきたい一頭で、この馬の場合はエンジンのかかりが多少遅いので、中枠ぐらいの方が良いのではないか。

 

穴はオールポッシブル

千直は初となるがダートでも走れるパワーのある馬。OP・重賞でもその先行力は発揮されている、どうしても最後が甘くなる。今走はブリンカーなどの工夫もあり、一変して好走するなら最高の枠を引いたここかもしれない。

 

 

<最終印>  自信度 B

◎11ライオンボス
○18アルマエルナト
▲10レジーナフォルテ
☆9ミキノドラマー
穴16オールポッシブル
△2.3.4.6.7.12.17

 

参考買い目

◎→○▲☆穴 馬単4点
◎→○▲→印  三連複17点
○▲☆穴   ワイドBOX6点

重賞だから1・2枠の実力馬も人気ですが、ここはシンプルにこの舞台の傾向に沿って馬券を組みます。内目の人気馬が飛べば一気に配当は跳ねるので、中枠から外枠のワイドBOXが配当も見込めるので抑えておきます。あとは頭固定の三連単ですね。