ガクです。

夏の大一番はやはり札幌記念ですね。海外前のたたき台組と国内専念組。あとは函館滞在組がどこまで頑張れるかといったところでしょうか。

北九州記念は夏のハンデ重賞らしく、ここまでの実績だけでなく現状の小倉の馬場や枠順など、1200mだけにスムーズなレースをできる馬と状態面が良い馬が上位に食い込んできそうです。

それでは最終予想をご覧ください。

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北九州記念・G3 最終予想

先週は内から中を通る立ち回り力のある馬が活躍していましたが、使われながら馬場もタフになってきており昨日は外差しも決まってきていました。

前を主張してくるのは内からイエローマリンバ・外からモズスーパーフレア。ゲートもよく立ち回り力の高いディアンドルは好位に収まるでしょうか。小倉のコース形態から、今年も600mは32秒台のハイペースになってきそうです。最後方から一気に追い込むのは流石に割引は必要ですし、ある程度の位置でレースの流れに乗ってスルスルと外から脚を伸ばして来れそうな馬を軸で狙いたい。

ということで、最終見解。

 

◎本命はアンヴァル

前走本命を打ち2着に敗れたこの馬。本番での大きな巻き返しに期待したい。小倉コースは【1-0-1-1】と舞台適性も高く。前走勝てなかった分斤量的にもカラクレナイよりも恵まれた。近年は重賞路線組がこのレースの上位を占めるが、2016はバーデンC組が3頭掲示板に食い込んだ。前走は重馬場のタフなレースの中でもしぶとく脚を伸ばしており、条件好転かつ使われてタフになってきた小倉の馬場ならこの馬の良さが最大限に引き出せるのではないか。近走大崩れもなく重賞でもダノンスマッシュと0.2秒差、力を出し切れば馬券内には食い込んでくる。

 

○対抗はミラアイトーン

しがらき帰りで好走、目下4連勝の素質馬を対抗に。前走は2着馬のさらに外から脚をのばし勝利。着差以上にその勝ちっぷりは優秀で、ハンデ重賞のG3レベルなら即通用のポテンシャルだろう。大外枠は確かにネックだが、小倉【3-0-0-0】と舞台相性も抜群。モズ・シャドウあたりが前に飛ばしてくれれば早めに馬場の中ほどには進出できるだろう。1000勝達成の浜中騎手の手腕にも期待したい。

 

▲3番手はモズスーパーフレア

行ってしまえばなかなか止まらない本馬。デビューも小倉でコース実績【2-0-0-1】と適性もある。前走のG1では流石に展開が厳しく相手も強かった。現状の差しに向く馬場では有るが、G3のレベルならばオーシャンSでの押し切り勝ちがあるように力は通用。鞍上の乗り替わりも音無厩舎で松若騎手なら何ら問題はないだろう。

 

☆はアレスバローズ

斤量は確かに思いが、CBC賞で不良馬場と不得意な条件下で同斤量で結果を出した。本命を打つかまで迷ったが、乗りにくい内枠はやはりネック。内をズバッと付いてきそうな菱田騎手、ロスなく脚を溜めて馬群さえ捌ければ馬券に食い込む力はある。

 

穴はダイメイプリンセス

アイビスSDでは2人気で6着と目立ちはしないが、出来があまりよくないながらにしっかりと脚を伸ばし上がり3位をマーク。典型的な夏馬で使ったことでの良化は見込めるはず。昨年同様のローテでここに調整してきており、昨年2着の馬が流石に舐められすぎだろう。巻き返しがあるならここしかない。

 

<最終印>  自信度 C

◎11アンヴァル
○18ミラアイトーン
▲13モズスーパーフレア
☆3アレスバローズ
穴16ダイメイプリンセス
△1.4.5.8.10.12.15.17

 

参考買い目

◎       単勝1点
◎→○▲    馬連・ワイド各2点
◎→○▲☆→印  三連複21点

個人的には連対まであると考えた三連単を相手絞って買おうと思います。

 

 

札幌記念・G2 最終予想

スパーG2と言われ好メンバーが揃った今年の札幌記念。実績を考えれば文句なくフィエールマンになるでしょうか。札幌記念の1人気の複勝率は80%、反面勝率は20%と好走はするが勝ちきれないということもある。

最後まで迷ったがここは素直にノーザンF天栄とルメールを信頼したい。結果的にG2レベルで海外も視野に入れている馬ならば、ルメールファーストで大崩れにはならないだろう。

ということで、最終見解。

 

◎本命はフィエールマン

おそらく嫌うならこの舞台しかない(海外前のたたき台)のは間違いないのだが、デビューから【4-2-0-0】と一度も崩れたことのない堅実な馬。不安視されるのは洋芝と小回りコースの距離短縮2000mにはなるだろうが、ここまでの長距離路線のレースでも、結果的に瞬発力の違いで好走しており、正直それらの不安は関係ない可能性が高いだろう。たたき台だとしてもここで下手レースを打ちたくはないし、凱旋門賞へ弾みをつけたいのも事実。最終追い切りには調教助手を函館に呼び気合が入りすぎないようにルメールの騎乗をギリギリまで待った。

実績を考えれば1倍台になってもおかしくない馬が、単勝オッズ2.7倍。ここは素直に信頼した方が良さそうだ。仮に出来が最高でなくてもこの面子なら馬券内を外すわけにはいかないだろう。

 

○対抗はサングレーザー

これまでの札幌記念の好成績を残す馬は決まって洋芝巧者。札幌芝【3-0-0-0】と負けなしの舞台巧者。香港カップ以降は成績がくすぶっているが、劇的に復活劇を見せるならこの馬だろう。昨年はその後の天皇賞・秋で2着と実績馬相手に好パフォーマンスを収めており、最終追い切りも札幌で行い滞在効果も十分。逆転候補は連覇のかかるこの馬なのではないか。

 

▲3番手はワグネリアン

国内専念組ならまだまだフレッシュなダービー馬。コンスタントに使えてはいないが、馬をじっくりと大事に使ってきてのこと。能力はまだまだトップクラスで間違いなく、最終追い切りも札幌芝で上々の内容。秋へ向けて好スタートを切りたいのは間違いなく、ここでも好勝負になるのは間違いないか。

 

☆はクロコスミア

相性の悪い大外枠に入った分人気はいまいち上がってきていないが、こちらも洋芝巧者。函館・札幌共に実績を持っており、前走は高速馬場の中で現役牝馬で上位のノームコア・プリモシーン相手に3着。舞台替わりは大歓迎で、昨年同様に早めに札幌入りしじっくりと乗り込んできた。状態面は良いだろうし、昨年はモズカッチャンが8枠から3着に入線。本馬にもチャンスはあって良いはずだ。

 

穴はステイフーリッシュ

絶好枠を引き、陣営は積極策を示唆したコメント。仮に逃げれなかったとしても早々に仕掛けてくる可能性は高く、後続が動く前に思い切って先頭に立ってリードを広げていけば大波乱があっても驚けない。正直真っ向勝負の力関係では見劣るが、鳴尾記念・京都記念・中山記念と実績馬相手に好勝負を演じてきたのは間違いない。少頭数の競馬でなら力を出し切れるタイプで好枠を取った今走は、穴で一発あるのではないか。

 

<最終印>  自信度 C

◎9フィエールマン
○10サングレーザー
▲12ワグネリアン
☆14クロコスミア
穴3ステイフーリッシュ
△1.2.5.11

 

参考買い目

◎→○         馬連1点
◎→○→印      三連複7点
◎○→◎○→▲☆穴△1 三連単8点
◎○→▲☆穴△1→◎○ 三連単8点

本命対抗の2頭軸に絞って勝負します。三連単の相手に△からブラストワンピースを加えておきます。メインは馬連・三連複。ボーナスで三連単を印上位に絞ってボーナスとして買っておきたいと思います。

フィエールマンはここできっちりと好走して欲しいですが、舞台巧者のサングレーザーは2度目の騎乗の岩田騎手に期待です。早めに仕掛けて動いてこれれば昨年のように長くいい脚を使って連覇も可能性としてあるでしょう。