ガクです。

毎日王冠は少頭数の10頭ですが、京都大賞典は17頭の出走となり、紛れが起きてもおかしくはない状況となりましたね。

どちらの重賞からもこのあとのG1シーズンに向けての始動戦の馬が多数出走しており、デキもそうですが地力で結果を出せるのか?それとも叩きとして最低限で内容を重視した競馬をするのかで結果が大きく変わってきそうです。

上位人気の馬たちが最終的に狙っているのはG1タイトルな訳ですし、ここを是が非でも取らなくてはいけないことはないでしょうし、そのあたりをどう考えていくかで予想は大きく変わりそうです。

それでは最終予想をご覧ください。

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京都大賞典・G2 最終予想

力通りで決着するなら実績・地力共に上位のエタリオウとグローリーヴェイズの2頭で決まりだろう。過去のこのレースの傾向から考えれば、春を宝塚記念まで使い凡走→休養明けでリフレッシュしこのレースで好走という流れが多い、そうなるとエタリオウが好枠を引き巻き返すことも十分考えられる。

かつ、ここのところ夏を早来で静養してきた馬が復帰戦の重賞で活躍するというのはごくごく当たり前となった。近走を見ても昨日のサリオスやサートゥルナーリア・フェアリーポルカ。昨年はアルバート・アルアイン・ロジクライなど多数。

しかしながら、ここはあくまでたたき台のレースなのは間違いなく、エタリオウやグローリーヴェイズはここでなくても別の舞台で狙えば良い気がする。それに加え、ノーザン・社台系の外厩から出走する馬が11頭。それならば伏兵の台頭に期待を寄せてみたい。

ということで、最終見解。

 

◎本命はウラヌスチャーム

近年のトレンドといえば、牝馬の京都大賞典→エリ女のローテだろう。レッドジェノバ・スマートレイアーはこの舞台で結果を出し次へつなげ、このレースで結果は出せずとも掲示板に食い込んでいるラキシス・フーラブライドなど。美浦所属の馬だが、今回は栗東滞在で調整。このローテは昨年のレッドジェノバで結果が出ており、この馬もエリ女に向けて次に繋がるレースをしたいはず。持ち味は追って長く伸びる末脚で、外回りのコースならパフォーマンスを上げてきそう。距離に関しても2400mで勝ち鞍もあり、2200mでは中山の舞台ではあるが連対率100%。年初の迎春Sで負かしたクレッシェンドラヴがオールカマーで5着と健闘(勝ち馬と0.5秒差)。前哨戦のメイチでないメンバーなら牡馬相手でも通用の余地はあって良いのではないか。

 

○対抗はグローリーヴェイズ

エタリオウを凌ぐ人気であり、大外枠の16番は決して歓迎ではないが、京都【1-2-0-2】と相性も良く、同条件の日経賞を勝利している点からもまともに回ってこれば馬券を外すわけにはいかないはず。鞍上に抜群に手の合うミルコ【3-1-0-0】に手を戻してきており、鞍上の気持ちからもここは結果を残し自分のお手馬に戻しておきたい。

 

▲3番手はエアウィンザー

距離延長が合うかどうかは微妙なところはあるが、前走の大阪杯は雨の影響を受けたタフな阪神の馬場。良の高速馬場になれば結果は変わってきて良いはずで、巻き返しを狙うこの馬を3番手に評価する。逃げ先行勢も多くはない一戦なので、三浦騎手もここは前々の意識で騎乗してくるのではないか。

 

☆はエタリオウ

調整過程やローテは何ら問題なく、早来経由に関しても結果が出ているので状態面も良いだろう。内枠有利なレースで2枠を引き、馬群さえ捌いてこればここでも勝ち負けな実力馬だが。どうしても気がかりなのは鞍上。2017からここまでの京都芝の全ての距離の実績を見ると【1-3-0-45】。重賞だけに絞ってみても【1-1-0-14】と結果を出したのは少頭数の京都牝馬Sのミスパンテールと日経新春杯で絶妙の逃げを打ったロードヴァンドールのみ。宝塚記念に続き2度目の騎乗なので、今度こそ結果を出してくる可能性はあるが、脚質的にも馬の動きが鈍ければ無理にムチを入れて必死に追うこともないだろうし、そうなれば掲示板止まりの可能性は大いにある。今回は嫌って良いのではないか。

 

穴はノーブルマーズ

メンバーと展開を考えた時に、前走の小倉記念同様に先行策を打って来れそうなこの馬が怖い。最内枠から経済コースをロスなく通り立ち回れば、棚ぼた式に結果がついてくることはあるだろう。少なくとも、今年の日経新春杯でグローリーヴェイズと0.2秒差の競馬をした馬が、絶好枠なら狙わない手はない。

 

<最終印>  自信度 C

◎10ウラヌスチャーム
○16グローリーヴェイズ
▲9エアウィンザー
☆4エタリオウ
穴1ノーブルマーズ
△6.11.14

 

参考買い目

◎→○      馬連1点
◎→○▲→印  三連複12点

グローリーヴェイズは力どりなら外を回っても差し届かない可能性は低いですが、ほぼフルゲートの16番は歓迎材料とはいえないはず。多頭数だけに紛れの可能性も考えて2列目に2頭置いて勝負したいと思います。エタリオウ・グローリーヴェイズで決着しても三連複で20倍は付くので、ガミることはないでしょう。ここは大野騎手の渾身の騎乗に期待したいと思います。ウラヌスチャームはここまで上位評価で印を打ってきた馬ですし、ここで結果を出してエリ女に駒を進めて欲しいところですね。

 

 

毎日王冠・G2 最終予想

日本ダービー組のサートゥナーリアとヴェロックスが神戸新聞杯でワンツー決着。

必然的にダノンキングリーにも結果を求められるのは間違いないでしょうね、成績を考えてもメンバーを考えても結果を出して次のステップに進まないといけないところでしょう。断然の人気でも逆らうのは難しいです。

ということで、最終見解。

 

◎本命はダノンキングリー

まーここは逆らいようがないでしょう。結果が求められる一戦ですし、この舞台は共同通信杯でも勝った舞台。現状の高速馬場と瞬発力勝負になりそうなメンバーなら馬券を外すことはまずないでしょう。

 

○対抗はアエロリット

こちらも人気だが、昨年と同様のローテで東京の舞台でほぼ崩れなく走っている本馬が普通に上位に食い込む。テン乗りの津村騎手ということ以外は不安はない。来年に引退も決まっており、無理をすることはないにしろ。展開と少頭数・馬場・舞台と凡走のイメージがわかない。

 

▲3番手はケイアイノーテック

一発あるなら安田記念で見せた上がり32.7秒と、勝ち馬とは0.4秒差まで差を詰めてきたこの馬が怖い。G1でもレベルの高い馬が集まった一戦で道中の位置取りが大きく明暗を分けるレースだった(アーモンドアイは別格)、後方からジリジリとでも脚を伸ばしてきた本馬の末脚は重賞でも展開次第でハマる可能性はあるだろう。マイラーズCでも特殊なレースの中、インディチャンプと同じく上がり2位タイをマークしており、斤量的にも1kgでも軽くなる今回は前進があってもよいのではないか。

 

<最終印>  自信度 C

◎9ダノンキングリー
○3アエロリット
▲1ケイアイノーテック
△4.6.10

 

参考買い目

◎→○→印   三連複4点
◎○→◎○→▲ 三連単2点

この6点で勝負します。そこまで気合を入れて勝負するレースではないでしょうが、道中の位置取り次第で▲の末脚が炸裂すれば配当的にも妙味ありですね。