ガクです。

本日は重賞が2つですが、どちらもなかなか難しい一戦となりそうです。東京・京都ともに今年最後の開催ですし、的中して中山・阪神を迎えられるようにしたいですね。

それでは最終予想をご覧ください。

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ジャパンカップ・G1 最終予想

今年に入り華々しい活躍を見せる馬が不在、かつ土曜に降り続いた雨の影響でかなりタフな馬場で行われる事となります。

個人的には、しがらきが数で押してきているところに天栄がどう立ち向かうか。というのが一つのポイントにもなると思っています。

レースの傾向で考えていけば、やはり内枠を素直に信頼し馬券を組むのが間違いない。さらに言えば、前走が天皇賞・秋組の4.5着馬、ユーキャンスマイルにワグネリアンを狙うのもベターでしょう。

お昼前の段階で東京競馬場の天気も回復してきて、メインレースまである程度は馬場の回復も見込めそう。それでも、タフ馬場であることは間違い無いでしょうし、ここは馬場や今年のメンツを考えて波乱の決着を狙いたい。

的中率はグンと下がるが、今年のジャパンカップは明確に抜けている馬は少なく展開や騎手が選ぶ進路取り一つで大きく結果が変わるのでは無いか。

ということで、最終見解。

 

◎本命はシュヴァルグラン

7歳馬の本馬が、名手スミヨン騎手の導きを受け復活劇に期待したい。今年に入り舞台を海外に移し3戦を消化したが、ドバイシーマCの2着が最高。英国での戦績は6.8着と惨敗と呼べるものだった。ピークが過ぎたのは間違い無いが、今回のメンツに加え・馬場がタフになりポテンシャル勝負になるのなら、東京【2-0-1-1】、長距離G1で安定した成績を収める本馬が上位に台頭する可能性はあるはず。最終追い切りで芝を使ってきたりと、不安要素は確かにあるが、天皇賞・秋で好走したユーキャンスマイルも最終追い切りは芝。友道陣営としたら、このパターンでの追い切り自体は決してマイナスイメージではなく、結果も出ている(マイラプソディの新馬も芝)。

昼まで雨が続くようなら厳しいかと思っていたが、ある程度馬場が乾けば本馬にも走りやすいはずで、昨年の有馬記念では稍重で3着。スミヨン騎手がどう乗るかはゲートを切ってみないとわからないが、5.6番手あたりから淡々と前を狙い、直線で早めに仕掛けて本馬のしぶとさを最大限に活かせれば、馬の気持ち次第で好勝負に持ち込めるはず。

 

○対抗はユーキャンスマイル

天皇賞・秋組から選ぶなら、前走より相手関係が多少ラクになり距離延長が魅力の本馬が直線でグイグイと脚を伸ばしてくるか。昨年の阿賀野川を勝利し菊花賞で3着と激走したのち、G3での勝ち鞍はあるがG1では役者不足で掲示板止まり。それでも、一線級の中に入っての4.5着は純粋に評価に値するだろう。タフ馬場は本馬にとってプラスになるし、左回りで馬券を外したのは前走の4着のみ。岩田騎手らしく現状の東京の馬場なら、内から中あたりを虎視淡々と後方から狙ってくるだろう。

 

▲3番手はレイデオロ

唯一の天栄帰りで出走の本馬。前走はオールカマーで4着と、ピークを過ぎた印象は否めなかったが、ここへきて状態がかなり上がったのは稽古の動きからも見て取れる。東京【3-1-0-0】と相性の良い舞台。今年に入っての不甲斐ない戦績を払拭するならこの舞台だろう。

 

☆はワグネリアン

絶好枠を引いた本馬。天皇賞・秋では上位に派行った馬のさらに後ろからレースを運びジリっと脚を伸ばし5着。そのレース振りからはまだまだ力の衰えを感じさせず、前走以降短期放牧に出しレースに向けての準備は万端と言ったところ。川田騎手がどのようにレースを運ぶかが鍵を握るが、好位の内で脚を溜められるのは間違いなく、直線でロスなく立ち回ってこれば馬券内に食い込んでくる可能性は高い。

 

穴はムイトオブリガード

3枠4番の好枠に人気薄のルメール騎手。徐々に馬場が乾いてくるが、このコースの癖をよく知るのは外人騎手の中でもルメールなのは間違いなく、マークが甘くなる今回は自分の好きなようなレースを作れるのはプラスだろう。タフ馬場が歓迎とは決して思えないが、舞台適性と鞍上強化で抑えておくべき。

 

<最終印>  自信度 C

◎11シュヴァルグラン
○6ユーキャンスマイル
▲8レイデオロ
☆2ワグネリアン
穴4ムイトオブリガード
△1.5.9.12

 

参考買い目

◎→○▲☆穴  馬連・ワイド各4点
◎→○▲→印  三連複13点

ワイドを本線で勝負し、馬連・三連複をボーナスで勝負します。◎は引退が有馬記念ですが、舞台適性を考えれば今回の方が好走の可能性は高いと思います。馬主の佐々木氏はこの後の持ち馬もスミヨン騎手に託していますし、信頼関係はあるでしょう。

1カレンブーケドールは当初上位印を考えたが、内枠を引いたことで明らかに売れ過ぎ。今年の牝馬路線が抜群に力が抜けているかと言われると、いささか疑問が浮かぶ。ここは紐までの扱いとしたい。

5スワーヴリチャードはマーフィー騎手で馬がガラッと変わる可能性もあるが、状態が良かったと言われる前走が7着。舞台適性などは高いが年々ズブさが増しており、3人気は流石に売れすぎでは無いか。

9ルックトゥワイスは前走が仕上がり途上のなかで4着と猛然と追い上げた。鞍上が福永→デットーリと鞍上強化なら、展開と進路取り一つで上位に食い込んでくる可能性はあるか。

12タイセイトレイルは流石に相手関係が一気に強化される今回、枠順も考えると厳しいとは思うが、今年に入り複勝率100%。中2週の矢作厩舎の馬ならば前走以上のパフォーマンスを見せる可能性はゼロではない。

外枠13〜15の3頭はバッサリ切ります。しがらき帰りのエタリオウやムーア騎乗のジナンボーは怖いですが馬券のメインがワイドなので、三連複はここまで手を広げる必要はないでしょう。

 

 

京阪杯・G3 最終予想

京都の開幕最終週の馬場ということで、やはり人気になるのは差し馬でしょうか。

しかしながら、このレースはどちらかと言えば立ち回り決着や逃げ馬が活躍するレース。軸には実績のある差し馬でも良いかもしれませんが、波乱を演出するのは中枠の前付けできる伏兵ではないでしょうか。

近年スプリント路線で躍進のダーレーですが、負けじとここ数年でNF生産馬も成績を伸ばしてきています。正直、ゴドルフィンのライトオンキューは鞍上を考えても過剰人気な気がしてならないですね。

ということで、最終見解。

 

◎本命はリナーテ

しがらき帰り、サンデーRの本馬を本命に。今年はNF生産馬が3頭出走ですが、その中でも鞍上ともに気合の入っているこの馬が、実績や馬場を考えても結果を取りに来るでしょう。キーンランドCでダノンスマッシュ・タワーオブロンドン相手に0.1秒差の接戦。京王杯SCでもタワーオブロンドンに0.1秒差。その馬が昼の段階で5人気とはさすがに舐められ過ぎ。三浦騎手もこの馬に乗りに京都に出向いていると言い切っても良いぐらいだろうし、ここは結果が欲しい。

 

○対抗はカラクレナイ

前走アウィルアウェイの0.2秒差の本馬の、好位から早め抜け出し押し切りの可能性があるはず。3着に敗れはしたが、2着馬は後方から異次元の末脚で伸びてきた。今回もその差しが決まる可能性はもちろんあるが、傾向をなぞればこう言った位置取りと、地味に脚を伸ばすような本馬が穴を開ける可能性は多い。思った以上に京都の芝は内から中も伸びているので、直線で早々に隊列が外に広がりだすのなら、4枠から淡々と前が開くのを待てる本馬がまんまと馬券に残れるのではないか。

 

▲3番手はダイメイフジ

リナーテを評価するなら3走前に0.2秒差の本馬の一発が怖い。立ち回り力が高いタイプで、京都【2-5-0-4】と相性の良い舞台。今年の春にはオーシャンSでモズスーパーフレアの3着(着差はある)。ゲートと立ち回り次第で着順が大きく変わるスプリントG3なら本馬に出番があっても良いだろう。

 

☆はアウィルアウェイ

堅めに決まるなら裏開催でスプリントの北村友のまたがる本馬がきっちりと結果をだす。カラクレナイを上位評価するなら本馬も馬券には近い。

 

<最終印>  自信度 D

◎13リナーテ
○7カラクレナイ
▲8ダイメイフジ
☆11アウィルアウェイ
△6.12.14.15

 

参考買い目

◎→○▲☆  馬連・ワイド各3点
◎→○▲☆  三連複3点

ワイドでも12〜22倍つくので、ボーナスで馬連が引っかかればきっちり回収できます。三連複は印上位で決まるところのみ買います。手広く買うことができる方はフォーメンションで△までを買うのが良いと思います。ワイドで十分配当妙味があるのでそこまで手広く買う必要はないとは思いますが。

△の4頭は力・実績上位の馬。力出し切ればこの△でレースが決着する可能性も大いにあるでしょうが、荒れる傾向にあるレースですし、ここは波乱を期待したいですね。