ガクです。

先週は注目のサートゥルナーリアがクラシック一冠目を制覇。皐月賞での出来を考えれば日本ダービーも勝ち負けになると見て良いでしょう。アーリントンCは三連単130万馬券の大荒れ、アンタレスSは◎ウェスタールンドの末脚伸びきれず4着。今週はG1はありませんが、メンバー豪華なマイラーズCなどもありますし、東京・京都の開催も始まるので楽しみもありますね。

それでは、先週の重賞回顧です。

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<アーリントンCの回顧>

◎フォッサマグナは1人気16着。
終始折り合いを欠き直線でも一鞭も入れることなく馬なりでゴール。輸送の影響もあったのか馬体重を-14kgと減らしていたことも影響としてあったか。力はあるが、気性的な成長面が鍵となる。

結果的には消→△→消で決着。

【総括】
800mは47.4秒のミドル。2~3着が上がり1.2位で33秒台の末脚を使った差し馬が台頭。逃げ切ったイベリスは想像以上にしぶとかった。今後も単騎で逃げさせれば怖い存在。ヴァンドギャルドも最初のコーナーまでにフォッサマグナ同様に折り合いを欠き先行策、直線では伸びを欠いており、こちらも一度立て直しが必要。ヴァルディゼールは直線進路が確保できず伸びあぐねた、次走での巻き返しはある。

ユニコーンライオンは立ち回り力があり、今回に限っては決め手に屈した。上がりがかかる方が良い。カテドラルは出遅れから上がり鋭く脚伸ばした、こういった競馬を覚えさせた方が良いかもしれない。次走に注目。

 

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<皐月賞の回顧>

◎サートゥルナーリアは1人1気着。
冒頭に書いたように、着差こそわずかだが長期休養明けの分を考えればメイチとなる日本ダービーも勝ち負けになるだろう。レースセンスに長けており加速力もある。

結果的には◎→○→△で決着。

【総括】
1000mは59.1秒のミドル。1〜4着を上位人気の馬が占める地力の勝負になった。2着のヴェロックスは初の在厩調整、完璧なレースプランだったが寄られたことで失速した部分も考えれば、日本ダービーで着順が入れ替わる可能性もある。ダノンキングリーは直線内をついて鋭く加速するも、ゴール前では失速しており、距離が長かったのかもしれない。

アドマイヤマーズは4コーナーではヴェロックスの後ろから追撃態勢も直線では伸びきれず、距離が長いと判断して良さそう。着差からも上位3頭には完敗。クラージュゲリエは全く人気がなかったが、アドマイヤマーズをマークしそのまま掲示板を確保。スピードのキレがないので、タフなレースで積極策を取れれば今後も面白い。

 

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<アンタレスSの回顧>

◎ウェスタールンドは1人4気着。
上がりは2位と脚は伸ばしているが、直線では伸びきれず4着まで。落鉄の影響もあった様子、単純な力負けではなさそうで、自走での巻き返しに期待。

結果的には▲→☆→☆で決着。

【総括】
1000mは60.0秒のハイペース。最後は決め手がある馬が競り落とした。勝ったアナザートゥルースは仕掛けどころが素晴らしく、4コーナーで4番手まで位置を押し上げると上がり最速でまとめ押し切った、今後も重賞で目が離せない。グリムは久しぶりの中央できっちりと結果を出した、上位勢で最も早めに仕掛けた分最後は甘くなったが、古馬・4歳世代を相手でも力が上。ロンドンタウンも力上位、道中の位置どりで着順は入れ替わっていた可能性は高い。在厩調整組が上位独占となったレース。外厩帰りの馬は叩いた次走での巻き返しに期待。

ヒラボクラターシュ ・テーオーエナジー あたりは一息入れて放牧を挟んだ方が良いだろう。ナムラアラシは転厩後になかなか結果が出しきれてないが、吉澤ステーブルとの連携も取れている牧田厩舎、次走以降叩いた上積みも見込め、馬場や展開次第で上位に食い込める可能性はありそう。

 

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【総括】

アンタレスSは▲評価が勝ち切っているので、狙い自体は悪くなかったが軸が飛んでとりきれず。皐月賞は近年の荒れる傾向からは真逆の上位決着。絞って少点数で狙えば回収率も望めた分勿体無い結果となった。今週末はG1もなく、少頭数のレースが多数。狙いを絞って買うことも重要となりそう。