ガクです。

平安Sは土日の京都のダートの傾向を考えると真逆の追い込み決着となりました。オークスはヴィクトリアマイルに続いてレースレコードとなる高速馬場を制したラヴズオンリーユーが制覇。

今週の関東地方の天気予報を見ても週末は好天となりそうですし、日本ダービーと目黒記念も高速馬場の適性が問われる事となりそうです。

それでは、先週の重賞回顧です。

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<平安Sの回顧>

◎サンライズソアは2人気5着。
ゲートはスムーズに出たが、最初のコーナーまでで殿負けしたマイネルオフィールが競り合ってきた。ハナをとりマイペースで逃げれたのだが、直線では後方からの追い込み馬に差し切られた。逃げ先行勢の中では最先着しているので展開が後方の馬に向いたと考えて良い。

結果的には○→消→△で決着。

【総括】
900mは55.6秒のミドルと、過去のレースを見てもペースは流れていた。勝ち馬のチュウワウィザードは久しぶりに中団より後方の位置からの競馬。展開的に向いた所もあったにしろ斤量増も考えれば強い競馬で勝ち切った。

モズアトラクションは使っている上がり自体は1600万の同条件を勝利した時と大きく変わらない。むしろ時計がかかりペースが流れたことでの展開利があったと見て良いだろう。今回のレースだけで次走人気するようなら嫌っても良さそう。

オメガパフュームは斤量を考えればチュウワウィザードとの差はない。むしろ早目に動いていった事で後続の目標になりつつ3着、帝王賞前の前哨戦という事を考えれば上々の内容。

マイネルユキツバキはサンライズソアとの着差を変わらずに粘り込んでおり、負けはしているが昇級戦でOPにはメドのつく内容だった。次走はぜひ狙いたい。

 

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<オークスの回顧>

◎クロノジェネシスは2人3気着。
積極的に位置を取りに行き4番手からの競馬で、この馬のレースプランとしてはベストだった。直線でコントラチェックを抜き去った時は突き抜けそうだったが、残り1ハロンで一気に失速。能力は十分あるが距離が長かった可能性はあるか。

結果的には△→消→◎で決着。

【総括】
前半1000mが59.1秒とミドル。中間で多少ペースが緩んだが基本的には流れていた。結果的に直線での追い比べとなりスピードの持続力が問われていた。勝ったラヴズオンリーユーは内を通って先に抜け出した2.3着を外から差し切っており、本当にに強い競馬をした。全兄のリアルステーィールは菊花賞で2着に入っており、距離適性もあったのだろう。

2着のカレンブーケドールはクイーンCで逃げたジョディーも捕まえられずの敗戦で勝負付けが済んでおり、前走の内容もお世辞にも強い内容ではなかった事で評価を落としたが、高速馬場の適性が高かったこともそうだが、スピードと直線での粘りは見事だった。

ウィクトーリアはゲートで多少出負けしてしまった分が響いたか、勝ち馬よりもさらに後方から脚は伸ばしており、休養明けの来秋に向けて楽しみとなるレースだった。

コントラチェックは本質的に2番手から早目に先頭に出て押し切れるほど府中の2400mは甘くなかった。負けはしたが休養明けの復帰戦で高いパフォーマンスを見せれるだろう。

シェーングランツはオークス一本に狙いを定めれば結果は変わっていたかもしれない。休養を挟んで大きく成長することに期待したい。