ガクです。

成績も奮わないままに5月が終わってしまい申し訳ありません。G1シリーズ含め重賞は3月から悪い流れを引きずるままです。今週より6月が始まりますが、夏競馬へ向けて良いスタートを切れるように予想や分析に励んでいきたいと思います。

現時点で安田記念で重きを置きたいのはインディチャンプです。前走は馬体もゆるく道中での折り合いも欠いていましたし、上位の2頭はかなり強いですが展開次第で馬券内に食い込んで来れる力はあるでしょう。

また、5月の回収率などは先月同様に推奨馬回顧にてまとめます。

それでは、先週の重賞回顧です。

===================

<葵Sの回顧>

◎アウィルアウェイは2人気3着。
道中はディアンドルを見るような位置でレースを進め、その差は変わらずに3着入線。直線では左右にふらつきながら追っており、今回は久しぶりに1200mの距離短縮にうまく対応しきれなかったように見えた。将来的にはスプリント路線での活躍もあるだろう。

結果的には○→消→◎で決着。

【総括】
600mは34.0秒のミドル。ディアンドルはスタートから無理なくスピードに乗り4番手追走、直線を迎えてからはあっさりと勝利。スプリントへの適性と高いレースセンスが光る。2着のアスターペガサスは一気の巻き返しで激走、外枠と枠がかなり悪かったが直線の一足だけで伸びてきた。1200m路線で徹底してきたら今後も怖い一頭。馬体重などの増減などムラがあるので軸にはしにくいが、展開ハマれば強い。

ディープダイバーは4着に敗れはしたが、この馬より前を行く馬に先に抜け出されてしまってはどうにもならず、直線の伸び脚を見ても1400mと距離を伸ばした方が良さそう。土曜の京都の馬場的にも差し馬には厳しかった。

 

 

===================

<日本ダービーの回顧>

◎ヴェロックスは2人3気着。
勝つために本当に欲しかったポジションはダノンキングリーの位置だったが、外からリオンリオンが先頭に向かってヴェロックスの前をカットしていった事で一列控える形に。直線では伸びていたが、リードを広げて逃げていた勝ち馬と先に仕掛けたダノンキングリーには届かず敗戦。しぶとく脚は伸びており単純な力負けでは無い。一息入れた秋からの一戦に期待したい。

結果的には消→☆→◎で決着。

【総括】
前半1000mが57.8秒とハイペースだったが、逃げたリオンリオンが飛ばしすぎただけで、2番手にいたロジャーバローズは展開的にかなり楽だった。昨年のエポカドーロより少し早いぐらいのペースで直線へ、ダノンキングリー以下の後方集団からはセーフティーリードを保っており、コース替りの馬場の恩恵も得てそのまま押し切った。競馬の内容としては強い!とは良い切れないものの、この馬ができる最大限のパフォーマンスをしたという事だろう。

ダノンキングリーは戸崎騎手が素晴らしかった。最初のコーナー前に内に進路をとり力上位の馬よりも前の位置を取りきった。枠の恩恵やこの馬より内に前を主張する馬が少なかった事もあるが、ベストな騎乗で最大限のパフォーマンスを出した。距離不安もなんのその改めて力上位を見せたし秋からも注目をしていきたいが、東京コースでのパフォーマンスを見ると、ぜひ天皇賞・秋へ進めば面白い存在になりそう。

サートゥルナーリアは出遅れが大きな敗因の一つ。直線では上がり最速をマークするも、外をぶん回した事で最後まで脚は伸び切らず、結果的に失速し4着と敗戦。力負けでは決して無いはずで、秋からの復帰戦に期待をしたい。能力は世代トップで間違いない。

期待していたアドマイヤジャスタは大きく馬体も減らしており、出負けから回ってくるだけの形になった。じっくりと休養をし秋からの復活に期待を寄せたい。近2走はこの馬らしいレースにはなっていない。

 

 

===================

<目黒記念の回顧>

◎ムイトオブリガードは2人5気着。
差し追い込み決着で上位は決まっており、道中の位置自体はベストだったが、昨年末までのレースのようにある程度位置を取りに行きながら終いを伸ばすというのがベスト。今回のように後方に控えて最後の直線追い比べというレースは合わず、脚も伸びきっていなかった。

結果的には△→△→○で決着。

【総括】
900mが53.6秒とおおよそミドルで流れた。日本ダービーとは距離が100mしか違わないが、結果は後方からの追い込み馬が1.2着という結果に。勝ったルックトゥワイスは追って味のあるタイプの典型的な直線勝負の馬。今回はレーン騎手がうまく導いたという事だろう。次走乗り替わるならやはり外人騎手が良さそう。

アイスバブルは距離を伸ばしてきたこの2戦の内容が強い。重賞初挑戦であったが馬体を大きく成長させており、充実ぶりを見せた。ゲートの出遅れがなければ結果は変わったかもしれない。スタミナがあるタイプなので中長距離路線の方が合うのかも。

ソールインパクトは棚ぼた的に着順をあげたとも見えるが、少なくとも重賞で戦える力はまだある。今回は舐められすぎていたし、今となっては本命を打てなかったことが悔やまれる。ただし、速い上がりを使えないことは間違いなく消耗戦になった方が良さそう。

ブラストワンピースはやはり重かったの一言か。どうにも調整が難しい馬だが、一つ使って次走は良くなるだろう。

ゴーフォザサミットは相手なりにいつも好走するが、なかなか結果が出ない。人気しないタイプではあるが力はあるので、どこかで馬券に絡んでくるだろう。次走以降はメンツと条件次第で上位評価で狙ってみたい。