ガクです。
サマースプリントシリーズの最終戦。現時点でのポイントトップはカイザーメランジェですが、1ポイント差にダイメイプリンセス、3ポイント差にタワーオブロンドンと混戦模様。
チャンピオンを取れば褒賞金で合計4000万円も出るわけですから、多少使い詰だったりきついローテでもG1のスプリンターズSを狙うよりもこちらで賞金をもらった方がお得と考える馬主さんもいそうですね。
京成杯AHは台風の影響が心配でしたが、どうやらメインまでは影響はなさそうです。
それでは最終予想をご覧ください。
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セントウルS・G2 最終予想
現時点でポイントトップのカイザーメランジェはすでに3戦を消化。流石にここで上積みを望むのは酷でしょう。ダイメイプリンセスは鞍上超強化で、なんとしてもここでポイントを加算しチャンピオンを取りたいと言った気配が誰の目にも明らか。しかしながら馬場への適性に疑問も浮かびます。
マテラスカイ・ミスターメロディは次を見据えたたたき台だとしても、ある程度結果を示してステップを踏みたいところでしょう。昨年まではスプリント王者のファインニードルが力の違いを見せてきましたが、今年の注目ダノンスマッシュはキーンランドC勝利から本番に直行。日本のスプリント路線の混戦模様がオッズにも表れていると言った様子です。
ということで、最終見解。
◎本命はタワーオブロンドン
ちょっと強行ローテな気もしないでもないが、ここまでスプリント路線では一度も馬券を外していない超堅実な馬。ここまで斤量を58kgと背負ってきたが、今回は57kgに多少楽にもなる。このレースはベタに逃げ先行勢を狙った方が良いのは承知しているが、メンツを考えてもここで馬券を外す馬ではないだろう。今の日本の競馬のスプリント路線はやはりゴドルフィンの馬が強いのは間違いないし、叩き濃厚のミスターメロディと同じく3倍台の人気ならば、こちらを上位に取りたい。
○対抗はイベリス
同型のマテラスカイの出方次第にはなるが、陣営もハナでなくてもやれると判断している様子。アーリントンCではスローペースであったものの、後方から決めて上位の馬が一斉に詰め寄る中押し切り勝ち。目標がここではないにしろ、馬場と展開の恩恵を受けて好走する可能性は普通に高いだろう。
▲3番手はアンヴァル
前走で本命にしたこの馬を3番手に。前走は出遅れ、直線ではなかなか前が開かず進路を探して一瞬の伸びで3着。負けて強いと思わせる内容。夏はすでに2つ使っているがデキ落ち感は全くなく、状態面に不安もなさそう。坂のあるコースでどこまで脚を伸ばせるかはやってみないとわからないが、近走の充実ぶりとメンツを考えれば馬券内に脚を伸ばしてこれても良いだろう。馬のキャラ的にも藤岡康騎手が継続騎乗はプラスなはず。
☆はミスターメロディ
立ち回り力が高くパワーのあるタイプだが、左回りで4勝とベストは右回りではない。また、あくまでここはたたき台でしかないのは間違いなく、昨日の紫苑Sのカレンブーケドール同様にここは勝たなくても良い一戦。馬の力は上位だが積極的に狙う所ではないだろう。場合によっては掲示板までの可能性もあるとみたい。
穴はモーニン
しがらき帰りのこの馬が久しぶりの芝に参戦。常識で考えれば飛んでこないような馬が絡むのが外厩の力、鞍上も強化しており今回のメンバーなら3着争いまでなら可能性がゼロではないだろう。大穴で突っ込んでくるならこの馬かキングハート。
<最終印> 自信度 C
◎7タワーオブロンドン
○4イベリス
▲11アンヴァル
☆12ミスターメロディ
穴10モーニン
△1.2.3.6.8.9
参考買い目
◎→○▲☆ 馬連・馬単各3点
◎→○▲☆→印 三連複17点
穴→◎○▲☆ ワイド4点
モーニンは常識的にはないんですが、この手の馬を激走させてしまうのが外厩の力なのは間違い無いので、少額だけワイドを買っておきます。過去にはサングレーザーに劣らない末脚を見せていましたし、ガラリ一変の可能性はゼロではないはずです。
京成杯AH・G3 最終予想
今年の人気の中心は3歳馬。それに対して古馬が意地を見せれるかどうかいう構図になっていますが、ハンデ戦らしく荒れるときはかなり荒れるレース。
今年のポイントは力関係はもちろんのこと、現状の前有利の中山の馬場をどう捉えるかが鍵となりそうです。
ということで、最終見解。
◎本命はグルーヴィット
現状の馬場と外厩での調整力を考えて3歳馬の中でもこの馬を本命に。前走不利もありながら2着のクリノガウディーとの逆転の可能性はゼロでは無いが、内枠で揉まれそうな1番人気を狙うよりも、その馬に前走で勝利している馬の力を信じたい。
○対抗はプールヴィル
3歳牝馬で軽斤量、先行力の高いこの馬を対抗に。前走NHKマイルCでは積極策で勝負に出たが、決して無理に出していったわけではなく、もともとの基礎スピード高い。結果的に外差し決着となり、着順だけ見れば大きく負けて見えるが、レース自体をみると先行勢で唯一最後まで脚を使えており、開幕週の馬場と展開を味方につけさえすれば、ハンデも生かして粘りこむ可能性はあるだろう。秋山騎手がこちらを希望してこのレースだけに乗りにくるという気持ちも大いに買いたい。
▲3番手はクリノガウディー
前走は前半で他馬に挟まれ後ろに下げるしか無いなかった。直線での伸びはよく、スムーズなレースをできていれば勝っていたのは本馬だったかもしれない。しかしながら、今回も内枠を引き決して乗りやすいことは無く、戦ってきた相手が強いからと成績がそこまで安定していないこの馬を1人気で本命にすることはないだろう。ここであっさり勝利するようなら見直したい。
☆はディメンシオン
新潟巧者のイメージが強いのでどうしてもこの舞台では人気を落としているが、前走はミッキーグローリー・ソーグリッタリング・サラキアあたりとこう勝負を演じている馬がちょっと舐められすぎだろう。ターコイズSではどう舞台で掲示板までには食い込んでおり、決して舞台適性がナイトは言い切れ無いはず。
穴はフローレスマジック
近2走大きく崩れているが、牝馬限定の重賞では常に上位と差のない競馬を演じる本馬。天栄で十分に乗り込んでおり、展開ひとつで上位に食い込める力はある。もしここにフロンテアクイーンあたりが出ていればもう少し人気したはずで、その馬と中山牝馬Sで差のない競馬をした本馬は人気がなさすぎる。石橋騎手が果敢に攻めた騎乗をすればチャンスはある。
<最終印> 自信度 C
◎9グルーヴィット
○13プールヴィル
▲4クリノガウディー
☆11ディメンシオン
穴8フローレスマジック
△1.2.7.10.15
参考買い目
◎→○▲☆穴 馬連4点
◎→○▲→印 三連複15点
◎→○▲☆穴 三連単12点(1着流し)
あっさりと3歳勢で決まりそうな気もしますが、古馬の牝馬が頑張るレースでもありますし、そこまでの印上位の三連単も頭固定で買いたいと思います。本線は馬連と三連複です。松山騎手には気迫溢れる騎乗に期待です。