ガクです。

3歳馬から7歳馬まで揃った一戦ですが、休養明けの重賞実績馬と夏を使ってきた上積みを感じる馬との対戦。富士Sといえば、近年はルメールのレースと言っても過言ではないですね。2015〜2018で【1-3-0-0】と連対率100%。

今年はノームコアでの出走ですが、骨折休養明けのトライアル。それに加えてタフな馬場なので無理に結果にこだわるレースをしてくるとも考えにくいですよね。近年は荒れることの少ないレースですが、今年は一体どのような結果になるのでしょうか。

それでは最終予想をご覧ください。

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富士S・G3 最終予想

今年の注目は3歳馬でNHKマイルCを勝ち、マイル戦で5戦5勝と抜群の適性を見せたアドマイヤマーズの存在でしょうか。初めて古馬とぶつかり合うわけですが、斤量は57kg。

2017年は人気を背負ったペルシアンナイトが55kgで5着に敗戦。他にも後の重賞ウィナーのレッドアンシェルに東京新聞杯で結果を出しているサトノアレスも敗戦しました。2016年はロードクエストも負けており、2015で3歳ながら勝利したダノンプラチナは54kgと恵まれていた。

この傾向から、休養明け・トライアルということを考えてもアドマイヤマーズを断然人気で本命にするのは疑問が浮かぶ。

もう一頭の人気馬ノームコアは骨折休養明け。それでも天栄なのであっさりとここでも力を出してきそうですが、稽古の内容もビシッと追えてますが、ここで無理をするでしょうかね?

ということで、最終見解。

 

◎本命はクリノガウディー

前走は2人気で内枠で乗りづらいことも踏まえ3番手評価だったが、今日の不良馬場で外枠を引いたなら、斤量も含め一発に期待したい。中京記念ではタフ馬場で勝ちに等しい2着。上位勢のトライアル・休養明けの不安を考えれば一矢報いるチャンスはあるだろう。中団に控えても、NHKマイルCのように前々での競馬も選択できる脚質の幅があるので、ここは継続騎乗の戸崎騎手に期待をしたい。

 

○対抗はアドマイヤマーズ

57kgの不安はあるのは事実だが、NHKマイルC組で負けた馬のその後の活躍を考えると、勝ち切った本馬のポテンシャルは57kgで古馬相手でもあっさり通用してもおかしくはないか。色々とケチをつける部分があるにしろ、どんどん良い馬から下ろされてるミルコの心情を考えても、ここは何とか最低限の結果は欲しいところだろう。香港を視野にいれているようだが正直開催がどうなるかも不透明。そうなれば国内のマイルCSに進むことになるだろうしここである程度格好をつけておきたいところでもある。近2走は中団後方からのレースをしているが、本来はどこからでもレースを組み立てられる馬。ダイワ産駒なら道悪も乗りこなせて良いだろう。厩舎と天栄の調整力を考えてもここで大崩れはないのではないか。

 

▲3番手はレッドオルガ

最内枠はかなり乗り難いが、VMでは直線の不利がかなり痛かった。今年の東京新聞杯でインディチャンプの2着とこの舞台での実績は十分。過去には多摩川Sで重馬場で3着と結果も残しており、直線で馬群さえ捌ければ上位に脚をのばして来れる可能性はあるだろう。

 

☆はロジクライ

安田記念は9着と敗退しているが、0.5秒差なら上々だろう。G3のこのメンバーに入れば力は上位だろうし、タフな現状の芝は歓迎。外目からスムーズに先行し、馬場の良いところを選んで走れば直線でそう簡単に垂れる事はないだろう。前半ある程度のペースで飛ばしても、後半極端に垂れることのない馬なので、粘り込みの可能性は十分。

 

<最終印>  自信度 C

◎17クリノガウディー
○7アドマイヤマーズ
▲2レッドオルガ
☆15ロジクライ
△5.9.10.12.16

 

参考買い目

◎→○▲☆→印 三連複18点

ノームコアは追い切りも動けていますが、やはり骨折休養明けと斤量56kgに増えるのは牝馬でプラスにはならないでしょう。それに加えて脚元に負担のかかる不良馬場で、次あるこの馬はタフな持久戦に持ち込みたくもないはず。非常にレースのうまい馬ですし、ルメールなのであっさり勝ち切るまであるとは思いますが、トライアルのここは抑えまで、

レイエンダは鞍上スミヨンが不気味も、本日1鞍の騎乗が重賞。特殊な馬場状況ですし、それに対応できる馬でもないでしょう。

カテドラルは脚質的に後方一手では物理的に届かない可能性の方が高い。ポテンシャルは高いのでシュタルケ騎手が思い切った騎乗をしてくればチャンスはありそうですが、積極的にポジションをとりにくる競馬をするタイプでもない。

エメラルファイトはこの中に入れば地味ではあるが、朝日杯FSでは一頭だけありえない位置から脚を伸ばしてきており、緩い馬場もこなせる可能性はある。スプリングSでファンタジスト・クリノガウディー・ロジャバローズに勝っており、一息入れて仕切り直しの一戦、夏をこした成長力を考えればここでパフォーマンスを取り戻してくる可能性はあるのではないか。

三連複で手を広げるのが嫌なら、馬連・ワイドに絞って買うのも良いかと思います。ワイドでも7〜13倍つくので、シンプルに勝負するのも良いかもしれません。