ガクです。

最後の一冠クラシック菊花賞のトライアル。ここに出走する馬の多くが抽選対象の馬。日本ダービで敗戦した馬たちも多く出走し、最後の一冠へ向けて良いスタートを切りたいところでしょう。

ただし、過去10年は良馬場で行われてきたこのレース、令和元年は重〜不良での開催となります。過去の傾向やデータをそのまま信頼することは難しく。いかに良い外厩で仕上げてきていたとしても、道悪の適性がないとかなり厳しいでしょう。

それでは最終予想をご覧ください。

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セントライト記念・G2 最終予想

大混戦であることは間違いない今年のセントライト記念。昨日までの馬場傾向はまったく通用せず、いかに道悪の特殊な中山を乗りこなせるかどうかが大きなポイントとなります。

ここ最近のレース傾向で言えば、素直にダービー組やラジオNIKKEIなどの重賞組を上位に考えれば良かった。しかしながら今年は条件戦からの勝ち上がり組は決して油断ならないだろう。

道悪の中山芝の2200m〜2500mの過去10年を集計すると、圧倒的に逃げ先行馬の成績が良い。メインまでどこまで馬場が悪化して差しが決まる馬場になるのかはやってみないとわからない部分は多いが、4コーナーを5番手以内で回って来れそうな馬を軸に据えたい。

ということで、最終見解。

 

◎本命はオセアグレイト

道悪の不良馬場の東京を正攻法の競馬で差し切り。前走の長丁場の福島2600mで荒れた福島の馬場を古馬相手に押し切り勝ちし3連勝。馬場悪化の今回はダービー組にくらいつける可能性はある。福島2600mで良い勝ち方をしている馬の中には、その後活躍している馬も意外と多く(マコトガラハッド・レッドジェノヴァ・オジュウチョウサンなど)、位置取り的にも好位でレースをできる先行脚質は魅力。今期飛躍的に成績を伸ばしている野中騎手(昨年芝0勝。今期9勝・2着15回・3着16回)の渾身の騎乗に期待したい。

 

○対抗はエングレーバー

道悪の経験はないが、位置取りと軸馬同様にオルフェ産駒で道悪も乗りこなせそうなこの馬を対抗に。道悪でなければNFしがらきで調整されて使われてきたこの馬の本命も考えていたが、馬場悪化が思った以上に進みそうなのでここまでの評価に。そもそも、プリンシパルSでザダルの2着。ルヴォルグに先着しているこの馬は流石に舐められすぎだろう。前走負けたシフルマンにしても、現在2連勝、若葉Sではワールドプレミアに食らいついた馬。決して人気ほど弱い馬ではないはず。

 

▲3番手はニシノデイジー

この馬にこだわり続け、渾身の騎乗で日本ダービを5着。レース後はすぐに目標をこのレースに置き十分に休養と調整をしてきた。道悪に関しても弥生賞で経験済み。着順こそ4着であったが、勝ったメイショウテンゲンと違い、馬場の悪い内にこだわって早めに抜け出しゴールギリギリまで粘っていた。力はここでは上位なのは間違いないだろうし、追い切りも好内容。枠も外すぎない6枠と、ある程度良い馬場を選んで走れるのもプラスだろう。

 

☆はリオンリオン

夏をNF空港で休養し馬体も成長させてきた。良馬場であれば後続から権利取りに必死な馬たちの早めの仕掛けで苦しい展開になると考えていたが、道悪になればキレがなくても粘りこむ可能性はあるだろう。ただし、鞍上の分どんな騎乗をするかまったく読めず、ここまでの評価に。道悪の経験は新馬・未勝利・青葉賞とこなしているのもプラス。

 

穴はタガノディアマンテ

2月にきさらぎ賞で2着の後、コンスタントにレースを使い続けて余力がなかった。そんな中でも大きく負けたレースはなく、成績こそよくはないが、今回のメンツと馬場なら、仕掛け一つで上位に食い込んでくる可能性はあっても良いだろう。

 

<最終印>  自信度 C

◎7オセアグレイト
○9エングレーバー
▲12ニシノデイジー
☆8リオンリオン
穴15タガノディアマンテ
△1.2.4.6.11.16.17.18

 

参考買い目

◎→○▲☆穴     馬連4点
◎→○▲☆穴(軸1頭) 三連複6点
○→▲☆穴      馬連・ワイド各3点

三連複を手広く買うことも考えましたが、印上位で決まってくれることに期待をして馬券を組みます。軸が飛び人気薄の対抗が来て馬券を外すのは非常に悲しいので、馬連とワイドのみ抑えで買っておきたいと思います。

この馬場なら10回やれば全て違った結果になりそうなレースですが、ディープ・キンカメの亡くなった今。オルフェ産駒の激走に期待したいと思います。