ガクです。
土曜は良いところがなかったので、日曜は的中が欲しいところです。と言っても弱気にならず現状の馬場や展開なども踏まえて、攻めるところは攻めていきたいと思います。
それでは最終予想をご覧ください。
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福島記念・G3 最終予想
ハンデ戦なので斤量差を生かした馬が上位に来る事もあるかと思うが、意外と上位人気で決まりやすい傾向となっています。重賞実績があっても人気していない馬がいたり、近走実績と舞台相性で人気を集めやすい馬もちらほら。
レースの予想の大きなポイントは人気の一角であるクレッシェンドラヴ・ミッキースワローなどが後方からの後方からの脚質だという事でしょう。七夕賞の1.2着馬なので舞台適性は高いと判断するのも間違いはないのですが、七夕賞と福島記念では開催時期が違うため傾向がガラッと変わっています。
過去数年のデータからは、夏の開幕後半の七夕賞は中団からの差し馬が連対率17%に対し、芝の張り替えや開幕2週目の福島記念は差し馬の連対率が8%まで落ち込むという、立ち回り力が高い馬に優位に働くレースです。上位2頭には死角があると考えて良いでしょう。
ということで、最終見解。
◎本命はステイフーリッシュ
斤量の57.5kgは函館記念で経験済みかつ3着と結果を残している。ハンデ戦・鞍上中谷・初の福島というところから人気がないが、昨年末から重賞で崩れたのは大阪杯とスーパーG2の札幌記念のみ。函館記念では昨年の福島記念2着馬のマイスタイルに差し迫り、鳴尾記念では目下6連勝のメールドグラースの0.2秒差の3着。これだけの実績のある本馬が7人気の伏兵扱いは流石に舐められすぎだろう。休養明けが気になっていたが、グリーンウッドから帰厩して徐々に状態を上げてきており、稽古の内容もまずまず。上位人気勢よりも前々で立ち回れるのはこのレースではプラスで、前走のようにしっかりと位置を取れれば結果はついて回るはず。
○対抗はマイネルファンロン
本命馬を評価するなら函館記念2着の本馬も立ち回り粘り込みの可能性は高い。前走の毎日王冠は大敗してしまったが、オーストラリア遠征なども視野に入れていた為に調整不足。今回の枠とメンツなら2.3番手に収まれそうで、ペースさえ流れてしまえば馬券内への期待は高い。
▲3番手はアロハリリー
何度も本命を打っている馬だが、とにかく気難しい。それでも近2走は小倉への輸送もクリアし結果を出してきた。今回も初の輸送の福島にはなるが、火曜に最終追い切りを済ませ早めに福島入り。状態面さえ安定していれば、持ち前の立ち回り力を生かし、成長一途の本馬が馬券内に加わるチャンスはあるだろう。前走からの酒井騎手の継続騎乗もプラス。
☆はデンコウアンジュ
脚質的には後方からん差し馬ではあるが、福島コースでのレースの時はわりと前目で競馬をすることが多く、後方からでもスルスルと位置を上げていっている。福島【1-0-1-1】と馬もこのコースが間違いなく合っているようで、位置取り・展開一つでチャンスはある。前走のカシオペアSも明らかに展開不利の中後方からひと脚で4着、ソーグリッタリング・テリートリアルなどに詰め寄った。
穴はリリックドラマ
この枠からなら単騎の逃げに持ち込みたいのは間違いなく、52kgの斤量を生かした西村騎手なら粘り込みはある。とにかくしぶとさが売りで、福島コース【1-2-1-0】の舞台巧者。チャンスはゼロではないはず。大外枠のウインイクシードよりも枠と斤量の差でこちらを上位にとる。
<最終印> 自信度 C
◎9ステイフーリッシュ
○8マイネルファンロン
▲14アロハリリー
☆6デンコウアンジュ
穴2リリックドラマ
△10.12
参考買い目
◎→○▲☆穴 馬連・ワイド各4点
◎→○▲→○▲☆穴△10.12 三連複9点
穴馬から入っている分、相手を絞って勝負。三連複で相手を広げたい気持ちもあるが、ここは馬連・ワイドを本線で勝負します。三連複はボーナスとして相手に人気上位の差し馬を加えて小点数だけ買います。
4アドマイヤジャヤスタは前走で大きく馬体を増やしており、まだまだ成長の余地もある。一度使って絞れて来る今回は、元々の立ち回り力を生かした勝負に出てきそうだが、上位人気で積極的に狙う事もないだろう。
5レッドローゼスは前走本命を打っており、12着と敗退。福島の舞台適性は高く、巻き返しの要素もあるが今回は印を回さず。
エリザベス女王杯・G1 最終予想
今年は3歳勢が強力で上位人気を形成。前走本命を打ったクロノジェネシス・オークスを4連勝で制覇したラヴズオンリーユーと、この2頭の決着があっても何ら不思議はないだろうが、復権を狙う古馬勢なども決して侮れないはず。近年を見てもガチガチの上位勢だけで決まるとは言い切れないので、ここは一波乱に期待したい。
レースのポイントは展開と通るところとなりそうで、道中の位置取りが明暗を分そうだ。
ここのところのレース傾向を見ていくと中間にかなりペースが落ち着き、近3年の1000m通過は61.4〜62秒。適度に時計のかかる馬場と、速い上がりを使えなくても立ち回り力で上位に入れる結果となっている。
ラヴズオンリーユーは規格外と捉えても良いかもしれないが、終い勝負に徹することには変わりないはず、このレースに相性の良いミルコと言えど、ここで急に位置取り重視の競馬をしてくる事もないのではないか。そうなると上位勢の一角が差し損ねということになり、多少の波乱が起きるはずだ。
ということで、最終見解。
◎本命はラッキーライラック
上位人気の中でも本馬の復活に期待する。府中牝馬Sでは早目にしかけて最後は差されてしまったが、直線に入ってからの手応えと少し余裕のあった馬体を考えると、上積みに期待がかかるここは狙い目となるのではないか。絶好枠もそうだが、元々決まっていたスミヨン騎手。来日してから芝のレースで【6-2-2-6】と複勝率62.5%と抜群の安定感と果敢な騎乗スタイルで結果を残している。結果が出ていないレースを見てみると、馬主が個人だったりすることが多く、サンデーRからのオファーなら勝ち負けが期待できる馬とみて良さそうだ。内で淡々と前を狙い、直線で内をついて来れれば結果はついて回るはず。
○対抗はクロノジェネシス
3歳馬の中で位置取りが取れそうな本馬を対抗に。前走はオークスからの直行ローテで抜群の騎乗で初戴冠。一夏を越した成長力は馬体だけでなく精神面にも期待がもて、前走のスタートからの落ち着きと行きっぷりは素晴らしかった。キャリア7戦で馬券を外したことのない堅実な馬で、4枠8番と後入れも魅力。北村友騎手が気負いなく乗って来れれば馬券内には加わるだろう。
▲3番手はクロコスミア
2年連続の2着と舞台適性が高い本馬を3番手に。今回のメンバーなら昨年同様の逃げが見込める。戸崎→藤岡祐なら不安も少なく、ここを目指したローテにも好感。陣営も今年こそと息巻いていると思うし、それに見合う準備は万端。ノーザンFの一角を崩すなら本馬だろう。展開も絶好だ。
☆はセンテリュオ
重賞実績がないが、鞍上がルメールに戻ったこの馬が右回りの舞台で一変まで可能。重賞で成績を残せていないが、2走前は不利があり後方から、ローズSは馬がまだ若く速い上がりに切り替えができなかった。京都【1-2-0-0】と舞台適性も高いので、実績がないからと単純に軽視する必要はないだろう。位置を取りに行ける枠と騎手が確保できたのもプラスに働くはず。
穴はウラヌスチャーム
出遅れの不安はあるが、それ以上に大野→マーフィの鞍上強化魅力。関西圏では結果が出ていないのと、位置取りが後方になると出番はない可能性もあるが、呼吸が合いポンと出ればロスのない内から淡々と直線勝負に持ち込んで来れるはず。中山牝馬〜上位評価を続けてきた本馬が激走するなら、やはり外人騎手とのコンビだろう。
<最終印> 自信度 C
◎2ラッキーライラック
○8クロノジェネシス
▲6クロコスミア
☆12センテリュオ
穴4ウラヌスチャーム
△10.11.13.15.16
参考買い目
◎→○▲☆穴 馬連4点
◎→○▲→印 三連複13点
◎→▲☆穴 ワイド3点
三連複の2列目に☆穴まで加えると流石にガミる可能性があるので、そちらはワイドで抑えておきます。三連複の本線は○クロノジェネシス、個人的には三連単も買いたいと思っています。
10フロンテアクイーンは府中牝馬Sでお世話になった馬だが、好走しても人気しない典型的な伏兵。エリ女では結果が出ていないが、展開一つで馬券に加わる可能性はあるか。
11ラヴズオンリーユーは間違いなく強いし、直行ローテ自体は現代競馬なら問題なしだが、位置取りやこのレースの傾向を考えると手を出しにくい。乗れてないミルコも気になり、矢作厩舎なら休養明けより使いながらの方が良いだろう。あっても差し届かずの3着、スローで流れて他の馬にマークされるなら4着までと割り切りたい。ここで豪快に差し切るようなら今後は常に中心視すれば良い。
13サトノガーネットは前走が明らかに休養明けといった感じの動き。とにかくしぶとく脚を伸ばすタイプの馬なのでタフな京都の外回りはイメージ的に合う。ここまで人気がないなら坂井騎手の大捲りがあっても驚けない。
15ミスマンマミーアはタフ馬場と広いコースが得意。前走のアフリカンゴールドがアルゼンチン共和国杯で活躍できるほどなら、0.2秒差の本馬があっと驚かせる展開を作る可能性はあって良いはず。
16スカーレットカラーは舞台相性を考えれば位置取り次第で追い込んでくるか。大外枠でなければもう少し評価を上げる事も考えたが、距離も微妙に長く感じるのでここまでの評価に。