ガクです。

先週末はエリザベス女王杯を◎ラッキーライラックから的中。見解に書いたようなスローの前残りの中、淡々と内を狙い猛然と追い込んだスミヨン騎手の勝負感は素晴らしいですし、馬も非常に強かったです。ミルコはゲート出たなりで下手に抑えず先行策。早々にペースが遅くなると踏んで位置を押し上げたルメールの両名は流石と言った騎乗でしたね。馬券的にはセンテリュオが3着に上がっていれば最高でしたが、的中できて良かったです。

非常に残念だったのは福島記念、◎ステイフーリッシュで挑むも上位人気のクレッシェンドラヴ・ミッキースワローを軽視した為ハズレ。内田騎手も菊沢騎手も絶妙なタイミングで仕掛けて行きましたね。エリ女もそうですが、馬の力を引き出すのも殺すのも騎手という事でしょう(当たり前なのですが)。

今週末はG1・マイルCS含む重賞は2つ。福島は開幕最終、東京・京都の開催も残り2週です。

それでは、先週の重賞回顧です。

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<武蔵野Sの回顧>

◎ドリームキラリは7人気9着。
押して押してハナにたったが、後ろからも外からもマークされ息の入らない展開に。4コーナーからすでに仕掛けられ直線に入ると1400m付近で脚が上がり一杯。逃げ先行勢で残したのはサンライズノヴァのみということは、展開厳しかったものの、重賞では荷が重いと判断した方が良さそうだ。使われて良くなるタイプでもあるので、次走はOPで見直し。

結果的には△→▲→消で決着。

【総括】
1000mは58.6秒のミドル。昨年と前半のラップ推移がほぼ同じ、良馬場の分今年は前が残りにくく決め手上位の上がり最速馬が差し切り勝ち。レース内容的には昨年に近い形となった。

ワンダーリーデルはこのレースと相性の良いGCC3着。東京の舞台適性が高いのは間違いないが、今回は展開が噛み合った結果。GCCでは昇級戦のショームに負け、アハルテケSも展開有利、欅Sでドリームキラリに0.4秒負けており、チャンピオンズCでは相手強化も踏まえると、展開が再び向かないと厳しいか。距離にもやはり不安が残る。

タイムフライヤーは距離短縮が大きなプラスとなった事と、無理に先行争いに加わらず差しに徹する競馬で一変。藤岡騎手の進路取りと仕掛けは完璧だったが、今回は勝ち馬の決め手に屈した。

ダノンフェイスは1400mを中心に使われてきていたが、長期休養を経て近2走終いはきっちり伸びており、復調気配にあったのだろう。3歳の時のユニコーンSでも上がり最速で脚を伸ばしており、舞台適性もあったのかも。前走の回顧で「次走は東京で見てみたい」と書いてはいたが、まさか重賞で活躍するとは。フロック視されそうな次走は相手関係次第で人気がないなら狙ってみたい。

サンライズノヴァは前走同様に前目の意識で積極策。斤量を背負う立場で先行勢で最先着。この日の展開を考えると、終いに徹した勝負ならさらに上位を狙えたかもしれない。常に人気を集めるファンの多い馬だが、まだ活躍の機会は多そうだ。

アードラーは殿から直線での追い込みで上がり2位で6着まで追い上げた、コーナー4回でも1ターンでも常にひと脚は使えるタイプで、常に舐められているが、展開一つで今後もチャンスはある。

エアアルマスは間違いなく強いのだが、砂をかぶると一気に崩れるところがあり、今後も軸で狙うには常に不安が付き纏いそう。

デュープロセスは見解に書いたように古馬相手の重賞で結果を出せるほど現時点で力がないという事だろう。中団から逃げたドリームキラリを交わした時点で一杯になり、その後は流してゴール。ダイワ産駒のダート馬は4歳で変わる事もあるので、古馬になってから期待をしたい。

グルーヴィットは流石に久しぶりのダートで相手が悪かったと割りきた方が良さそう。ダートに適性がないという簡単な判断はこの時点ではできない。

 

<最終印>  自信度 C

◎8ドリームキラリ  7人気9
○5エアアルマス   1人気11
▲9タイムフライヤー 8人気2
☆16カフジテイク  4人気8
△1.3.7.11.13.14

 

参考買い目

◎→○▲☆  馬連3点 不的中
◎→○▲☆→印 三連複21点 不的中

 

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<デイリー杯2歳Sの回顧>

◎ペールエールは1人気3着。
スローで先行、直線でしぶとく脚を伸ばし一度は先頭に躍り出るが、内から2頭決め手上位の馬が差してきて3着。ペースを考えると押し切れても良かったが、初の右回りでこれだけやれれば上出来だろう。人気を裏切る形になったが休養明けを考えれな次につながる一戦となった。

結果的には△→○消→◎で決着。

【総括】
1000mは59.7秒のスロー。スローではあったが直線に入ってからのヨーイドンということはなく、ラップも淡々と流れていた。

レッドベルジュールは新馬戦から馬体を大きく28kg増やしパワーアップ。この手の成長曲線を見せるNF生産馬が活躍することは近年非常に多く、内をつく武豊騎手の好騎乗はあったにしろ、上がり最速(次点と0.4秒差)で豪快に差し切り勝ち。そろそろこの産駒から大物が出てもおかしくはないか。

ウイングレイテストは馬体を成長させてきており、タフである程度上がりがかかる馬場もあっていた。まだまだ成長してきそうな気配はある。長い目で活躍に期待のかかる馬。

トリプルエースは直線で多少進路をとるのに手間取り外にコースを取った事で伸びあぐねた。と見えるが、上がり33秒台のキレはなく、距離延長もそこまでプラスではなさそう。

ライティアは小柄な牝馬でマイナス10kgが大きく響いたか、シンハライトも大きくはならなかったので、今後も輸送などの時は要注意。

サクセッションは輸送もあったが短期間で馬体成長。下を使って思い切って進出して行ったが残り1ハロンで脚が上がり失速。もう少し溜めが効いていれば前走のように瞬発力も活かせたかもしれない。今回は展開も厳しく仕方のない敗戦だろう。

インザムードも馬体を増やしてきて、新馬同様に立ち回り力を重視の競馬。鞍上でいくらでも変わってきそうな気がするが、この馬主ならなかなか難しいか。

 

<最終印>  自信度 C

◎3ペールエール  1人気3
○4サクセッション 2人気6
▲6インザムード  6人気9
☆7トリプルエース 5人気4
△1.8

 

参考買い目

◎→○▲☆   馬連3点 不的中
◎→○→印  三連複4点 不的中
◎○→◎○→△☆ 三連単4点 不的中 

 

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<福島記念の回顧>

◎ステイフーリッシュは6人気2着。
内外から逃げ先行勢が行くのを見て、慌てることなく中団待機。勝ち馬がくるのを確認して3コーナー手前から進出開始、しぶとく直線で脚を伸ばしたがやはりキレる脚を使えず最後は差し切られた。地力は高いが勝つにはワンパンチが常に足りず、典型的な立ち回り勝負で先行押し切りの形でないと善戦マンで終わる。頭で狙う馬ではない。

結果的には△→◎→△で決着。

【総括】
1000mは59.2秒のミドル。前半に多少ペースが上がることはあったが、その後は12秒台のラップが続き、最後は直線での持続力があり力上位の馬の追い比べになった。

クレッシェンドラヴは七夕賞のように後方からではなく、ステイフーリッシュの後ろの中団やや後方。スタートからかなり気合をつけて位置を取りに行っていたので、後方からでは厳しいと判断していたのだろう。向正面でジリっと進出を開始すると、直線で馬場の真ん中を通り差し切り勝ち。2.3着との斤量差も大きく一押しが効いたのだろう。

ミッキースワローは単純に斤量が堪えた。レースの内容も良く、ポテンシャルはやはり高い。

ウインイクシードは逃げ先行し直線で早目に先頭に立つも、ゴール手前で脚が上がり4着。初重賞できっちりと結果を出し、充実さが滲み出ていた。上がりのかかるレースや馬場はとにかく得意。条件さえハマれば次走以降もチャンスはある。近走はローカルコースばかり走っているが、意外と広いコースで大きく変わる事もあるだろう。

レッドローゼスは腰を据えた殿。早めに隊列が動き、4コーナーでうまく内に潜り込み直線では大外に持ち出し上がり最速をマークし5着。今までと違った形で競馬ができたことは大きなプラス。着順こそ5着だが非常に内容の濃いレースだった。あまり器用なタイプではないので狙いどころが難しいが、近走着順が悪いことで次走以降人気を落とすなら狙ってみたい。

デンコウアンジュは上位に入った馬のように、もう少し外目からスムーズな競馬をできれば結果は変わったかも。持ち味の末脚が全く伸びなかった。

 

<最終印>  自信度 C

◎9ステイフーリッシュ 6人気2
○8マイネルファンロン 5人気16
▲14アロハリリー    8人気15
☆6デンコウアンジュ  4人気6
穴2リリックドラマ   10人気11
△10.12

 

参考買い目

◎→○▲☆穴  馬連・ワイド各4点 不的中
◎→○▲→○▲☆穴△10.12 三連複9点 不的中

 

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<エリザベス女王杯の回顧>

◎ラッキーライラックは3人気1着。
スローでほぼ行った行ったで決まる展開の中、INを強襲し上がり32.8秒の鬼脚で差し切り勝ち。内枠から淡々とロスなくレースを運び、最後の瞬発力勝負に備えた騎手とそれに応えた馬が圧巻のパフォーマンスだった。今後どの路線に進むかは分からないが、これだけのキレがあるならマイルでも戦えるだろう。脚質に幅を持てたのは収穫。

結果的には◎→▲→△で決着。

【総括】
1000mは62.8秒のスロー。近年の傾向通りのスローからの前残りの中、勝ち馬だけが上がり最速をマークし勝ち切った。

クロコスミアは本来なら完全に勝ちパターンだったが、今回は人馬共に完璧な競馬をした馬がいて、運がなかった。戸崎→藤岡佑騎手への乗り替わりは今回に限ってはプラスだったかもしれない。スローで下りを生かして早々にセーフティーリードを撮りに行った内容は本馬にとって完璧だった。

ラヴズオンリーユーはゲート裏でかなりうるさいところを見せていたが、スタートをすっと出るとそのまま先行策。オークスでもスタートの遅れはなく、今回はどの馬も行かなかった分違った競馬ができたことはプラスだろう。負けはしたがそこまで悲観する内容ではなかった。次走以降で見直しは可能だろう。

センテリュオはペースを見越して早めに前に取り付いた好騎乗。展開も向いたのは事実なので、まずはOPで見直しをしたい。

クロノジェネシスはレース内容は悪くなかったが、今回はかなりスローな特殊な展開で、前にあれだけ粘られれば本馬の位置では届かなかった。

スカーレットカラーは前走とは変わって中団の外目を追走、直線でセンテリュオに併せて行くも、最後は失速。距離はやはり長いか。

 

<最終印>  自信度 C

◎2ラッキーライラック 3人気1
○8クロノジェネシス  2人気5
▲6クロコスミア    7人気2
☆12センテリュオ   5人気4
穴4ウラヌスチャーム  6人気11
△10.11.13.15.16

 

参考買い目

◎→○▲☆穴  馬連4点 的中(3,380円)
◎→○▲→印  三連複13点 的中(4,060円)
◎→▲☆穴   ワイド3点 的中(970円)