ガクです。

いよいよ競馬ハイシーズンです。今週末の高松宮記念もそうですが、来週は大阪杯とG1が毎週のように行われるシーズンです。G1はもちろんですが、毎日杯・日経賞・マーチSと今週も重賞が多いですね。

先週はフラワーCの安い配当の的中のみ。そろそろ重賞で大きい馬券をとりたいところ。昨年はマーチSで◎クインズサターンから三連複290倍を的中したレースですし、今年も一発狙っていきたいですね。

 

今週も重賞の回顧から初めていきたいと思います。

===================

<フラワーCの回顧>

◎コントラチェックは2人気1着。
好スタートからハナを切り、ノープレッシャーで楽走。直線でも後方からの追い上げがなくそのまま押し切り。展開的にもかなり楽で、この一戦で全てを判断するのは難しいが、桜花賞でもラクに逃げるような展開になれば、レッツゴードンキやオウケンサクラのように前での粘りこみの可能性はあっても良い。

結果的には◎→▲→☆で決着。

【総括】
1000mは60.5秒のスロー。4コーナーで4番手以内の馬で決着したレース。後続からの追い込み馬には厳しいレースとなった。土曜の中山芝の傾向そのままの決着。エールヴォアはゲートが多少遅れたことで中団からの競馬に、流石にペースと勝ち馬までの位置を考えれば届かないのは仕方ない。これが本番ならミルコももっと早めに動いたかもしれないが、結果的には仕掛けがもう少し早かった方が良かったかもしれない。ランブリングアレーは展開を味方につけた好騎乗、輸送の影響も感じさせずプラス馬体重でレースを迎えられたのはプラス材料、自己条件なら勝ち負け。シャドウディーヴァは見解でも書いたように、内で脚を溜め直線でジワリと脚を伸ばした。今回は展開と位置どり的に厳しかったが、まだまだ成長が見込めそう。着順は差のある6着だが、アイリスフィールは4コーナー12番手から大外ぶん回してよく脚を伸ばしている。舞台的にはやはり東京が合いそう。大きく馬体を減らしたのは気になるが、自己条件は好勝負になるだろう。

ノーザンFが勝ち、2.3着は社台。エフティイーリスは天栄帰りで、ビッシリと乗り込まれての一戦だったが、先行策から早々に直線で脱落し、実力の差がはっきりと出た。この時期の牝馬重賞らしい、ノーザン&社台の力勝負という結果になった。

 

===================

<ファルコンSの回顧>

◎ヴァッシュモンは1人6気着。
先行策をとったことが最終的にはアダとなった。中間でペースが緩むことがなく、最後は後方からの差し馬に決めで負かされた。相手関係から、決め手を活かす競馬を選択するかと思ったが、結果的に先行策が裏目にでた。田辺騎手の選択自体は間違っていなかったとは思うが(こういう競馬で結果も出している)、この馬に限っては脚を溜めて直線で勝負する競馬が向いているだろう。

結果的には○・△→▲で決着。

【総括】
600mは34.2秒のミドル。近年を考えるとペース的には早く、消耗戦からの決め手勝負となった。上位人気2頭がスムーズに先行し隊列的に前に馬が集まったことも影響があったのだろう。前を行く馬がペースを落とせる事もなかった。ハッピーアワーは上がり34.0秒の最速でまとめ、展開が向いた以上に強いの一言。大外枠から腹を括った吉田隼人騎手の戦略もハマった。グルーヴィットは初芝で一変。ギリギリまで馬体を絞ってきており、ここは勝ちたかった一戦だろう。一息入れて次の一戦に期待をしてみたい。ローゼンクリーガーは先行馬が垂れる中、十分な粘りこみ。レースセンスも良いので今後も活躍できそうだ。

外厩的には近2年のノーザンFしがらきor天栄が勝っていたレースだったが、見解で書いたように、武幸四郎調教師が外厩を変更して臨んできた臨戦態勢に屈してしまった。コパノキッキングなども含め、今年の宇治田原の芝での成績は今のところ好調。

 

===================

<スプリングSの回顧>

◎ヒシイグアスは3人5気着。
馬体が減っていたことが影響というより、もう少し長い距離の方が良いのかもしれない。今回のように中距離でプレッシャーを受けながらの先行策だと、決め手の脚を使えない。スローのレースしか経験していなかったことで、溜めが効かなかったか。

結果的には△→△→▲で決着。

【総括】
1000mは60.0秒のミドル。土曜は極端な追い込みは決まりにくかったが、日曜の午後のレースからは差し追い込みも決まっており、馬場の影響もあった。クリノガウディーが後発からハナを切る展開で、1コーナーでは6頭が横並びで先行策。勝ち馬のエメラルファイトはそれらの馬を見るようにゆったりとラクに脚を溜めれる事になった。隊列が動き出した4コーナー手前で好判断で外に持ち出し勝ち切り、石川騎手の好騎乗もあったが総合力が高い。ファンタジストは距離適性の面でここまでやれるとは思わなかったが、馬体もまだ緩めでの好走。皐月賞でもチャンスはある。ディキシーナイトは競馬自体は強いが、スピード能力も高いので、終い重点での競馬をさせた方が面白いのではないか。

外厩的にはノーザン&社台が多頭数出しで挑んだが、3着で権利を取るところまで。過去にも同様にノーザン系の馬が屈してきた事があるが、それらの馬は後々に盛り返して来ていることが多く、古馬になり頭角を表す馬もこのレースから出てくるのではないだろうか。次走以降人気が落ち着くならタイミングを見て狙ってみたい。

 

===================

<阪神大賞典の回顧>

◎コルコバードは3人気10着。
出遅れもあったが、それ以上にペースがとにかくキツかった。長距離をこなせるだけのスタミナはあるものの、極端な消耗戦のスタミナ比べになったことが敗因。

結果的には☆→消→消で決着。

【総括】
1000mは59.3秒のハイペース。というか前半600m34.9秒という異常なペース。2000mでもペースが極端に落ち着くことはなく、最後は上がり37.6秒のシャケトラが差し切った。近年のレースの決着(上がり35秒台の決着)とは全く違い、スタミナ比べのレースとなった。今回のレースは特殊と考えた方が良い。シャケトラは特殊な展開の中でも折り合いに専念し、結果的に仕掛けたタイミングも良かった。天皇賞・春でも人気になるのは間違いないが、今回のレースで絶対に買いたい。勝てるとは言い切れない内容だろう。

外厩的にはという見方が安易にできないレースの内容。強いて書くなら、カフジプリンスの矢作厩舎の中2~3週での出走馬は本当に状態面を上げてくることが多い、人気がなくても目に止める必要はある。あとはリッジマンは調整不足と言えるかもしれない、前走は相川牧場で仕上がりは良かったが、今回は次を見据えた一戦だったか。

 

===================

【総括】
結果的にはどのレースにもノーザン系外厩の馬が先週も絡んではいた(多頭数出しだが)。先週のノーザン系外厩の馬を挙げるとすると、結果的にクラブの馬が結果を出し、個人馬主は成績振るわず。今年の成績をざっと見ても、ノーザン系外厩×クラブ馬or大物馬主が上位に名前をずらりと並べている。